高校野球は、誰のためにあるのか――。 もしも、あなたがちょっとでも野球のことが好きで、何かの縁でこのコラムを読んだなら、一度でいいから真面目に考えて欲しい。 2月20日、日本高校野球連盟(高野連)は理事会を開き、昨年12月に新潟県の高野連が、今春の県大会で導入するとしていた「1試合100球」の球数制限について、同高野連に対して再考を求めることに決めた。 今回の「新潟」の英断に「全国」が待ったをかけた理由は、都道府県の大会が地区大会や全国大会の予選を兼ねており、それが全国共通の「高校野球特別規則」に基づいて行われているからだろう。 日本高野連の竹中雅彦事務局長は、理事会での決定をこう説明した。 「部員20人以下の加盟校が全体の4分の1を占める現状では、部員が少ないチームが不利になる。球数制限に踏み込むのは慎重であるべきだ。ただ、高校野球の発展には避けて通れない課題であり、新潟県高野連が一石を
![筒香やダルの言葉で考える球数制限。高校野球は誰のためにあるのか。(ナガオ勝司)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4385f75f9565644438a2fe76abec3e4fe8b3530a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F1%2F8%2F-%2Fimg_18e479b7ef919d353f7c3624285c3a3587520.jpg)