本田技研工業は10月4日、二輪車用の新型オートマチックトランスミッション(AT)「油圧機械式無段変速機 HFT(Human―Friendly Transmission)」を開発したと発表。HFT搭載のスポーツバイク「DN-01」を、市販予定車として2007年の東京モーターショーで公開する。 現在、二輪車用ATはスクーターを中心に広く普及しているが、より趣味性の高いスポーツモデルのバイクにも、気軽に操作できるATへの要望が高まっている。 スポーツバイクならではの乗り味を維持しつつ、足やクラッチによるシフトチェンジのわずらわしさをなくしたHFT。この画期的なATシステムを搭載し、操作の簡単さを追求したDN-01は、2005年の東京モーターショーでコンセプトモデルとして発表された。 今回、市販化が予定されているDN-01には、走行モードとして一般走行に適した「Dモード」とスポーツ走行を可能にする