14日にセルビアの首都・ベオグラードで行われたサッカーの欧州選手権予選、セルビア対アルバニア戦が選手や観客による乱闘のため、前半途中で中止となった。 ロイター通信などによると、0―0で迎えた前半終了間際、セルビアの隣国のコソボなど、アルバニア系住民が多く住む地域をアルバニアの領土であるかのように主張する旗が、無線操縦の無人機につり下げられてピッチに飛んできた。旗をつかんだセルビアの選手とアルバニアの選手が小競り合いになった。セルビアの観客もピッチに入って選手に暴力をふるい、スタジアムは混乱。約30分後、マーティン・アトキンソン主審が試合の中止を決めた。試合の扱いは、欧州サッカー連盟(UEFA)が今後裁定する。 アルバニア国外にも多く居住するアルバニア系住民はマケドニアの人口の約4分の1、コソボでは人口の9割以上を占める。アルバニア系住民が多く住む地域をアルバニアの領土だとする民族主義者らの
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