何回かに分けて、これまで慣れ親しんできた数学で使用されている記号の由来について、報告している1。 第1回目は、四則演算の記号(+、-、×、÷)の由来について、第2回目は、数字の関係を表す記号(=、≒、<、>等)について、第3回目は、集合論で使用される記号(∩、∪、⊂、⊃等)について、第4回目は、論理記号(∀、∃、∴、∵等)、第5回は、べき乗(an)、平行根(√) 等、第6回目は、無限大(∞)、比例(∝)、相似(∽)等について報告した。 今回は、前回の研究員の眼で三角関数(sin、cos、tan等)の説明をしたので、その記号の由来等について報告する。なお、三角関数(sin、cos、tan等)のそれぞれの定義等については、研究員の眼「「三角関数」って、何でしたっけ?-sin(サイン)、cos(コサイン)、tan(タンジェント)-」(2020.9.8)を参照していただきたい。 1 主として、以下