ITmediaの記事によると、去る8月6日、Canonicalが援助しているUbuntuのホスティングサーバが乗っ取られ、他のマシンの攻撃に使われていたという。8台のサーバのうち、5台をオフラインにせざるを得なかった、と記事は伝えている。サーバで使われていたOSなどのバージョンは古く、脆弱性を抱えたままであり、さらに世界中にいるメンバーが平文パスワードを用いてFTPアクセスをしていたらしく、root権限の奪取やパスワード漏えいの可能性もあるという。 一般に、Windowsよりも堅牢であると考えられているLinuxサーバで、しかもユーザから信頼されているコミュニティのサーバが、複数の脆弱性を抱えたままアップデートもできず、かつセキュリティに無頓着な運用をされていたことに驚きを隠せない人も多いのではないだろうか。