安倍首相のいわゆる「KY辞任宣言」以後、次期総裁をめぐる報道が過熱している。そんな中、マスコミ報道に疑いを抱く人が次々と登場し始めた。野球の星野監督は安倍首相の辞意表明をめぐって「倒れた者になおのしかかって、パンチを浴びせ、ひねりワザまでかけるようなマスコミの報道の偏りに胸くそが悪くてたまらない」と激しく噛み付いた。さらに、「世論調査でも福田氏優勢」の報道に反発するテレビのコメンテーターも出てきた。 「民意、民意というけれど、今の日本の『民意』というのはメディア、特にテレビが作っているものじゃあないのか」 「テレビが一斉に拡大し強調して、そうして世の中が動いていく」 野球日本代表監督の星野仙一さんは2007年9月14日、自身の公式ウェブサイト上で安倍首相辞任をめぐる報道について激しい批判を展開した。星野さんは、「テレビが繰り返して流すものによって無定見な大衆が誘動されるという今の時代」との