米Net Applicationsはこのほど、07年12月分のブラウザ世界シェア推計を公表した。首位の「Internet Explorer」(IE)は76.04%(11月は77.35%)。内訳は最新版の「IE7」が40.61%、旧版の「IE6」が35.18%で、初めてIE7がIE6を上回った。 Microsoftは06年10月にIE7を公開したが、浸透に時間がかかっていた。11月まではシェアが30%台にとどまっていたが、ようやく4割に達し、軌道に乗ってきた。 新版が普及しても、旧版も含めた全体のシェアは減少が続いている。IE7の公開時点(81.37%)と比べると、約1年で5%も低下した。Microsoftはシェアの巻き返しを期待していたが、思惑通りになっていない。 一方、シェア2位の「Firefox」は16.80%(11月は16.01%)に拡大。3位以下は「Safari」が5.59%(同5