「節電の夏」。日本中が避けて通れない、夏本番がいよいよ近づいてきた。一般家庭の消費電力のうち、エアコンが占める割合は少なくない。前回の記事では、エアコンを上手に節電して使うための工夫を紹介した(『エアコンの消費電力を21%削減、その工夫とは?』参照)。今回はさらに一歩踏み込んで、“省エネの達人”を目指すために、そもそもエアコンはどのような仕組みで動いているのか、そこに盛り込まれている最新の省エネ技術とはどんなものかに迫っていく。 最近のエアコンの省エネ(節電)性能はどれくらい進化しているのか。まず、過去20年のデータを見てみよう。 以前と比べて、どれくらい違うのだろうか。 「15年前のものと比べると、電気代は約半分になっています」 エアコンの開発を担当するダイキン工業 滋賀製作所空調生産本部商品開発グループの矢野幸正主任技師は言う。矢野氏によれば、15年前の機種と比べると電気代は年間で2万
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