Googleの社員解雇騒動 この8月、GoogleのCEOであるスンダー・ピチャイは、休暇を返上してでもある騒動に対処しないわけにはいかなかった。 もちろん、その騒動とは“Google’s Ideological Echo Chamber(「Googleにおけるイデオロギーの反響室」)”という文書にまつわるものだ。 Googleのソフトウェア・エンジニアであるジェームズ・ダモアが記したこの10頁のドキュメントは、同社の「ダイバーシティ(多様性)・プログラム」に疑問を呈するもので、タイトルにある通り、Googleが「イデオロギーの反響室」として過度にリベラルに傾斜していることを指摘していた。 これがピチャイを休暇先から呼び戻すまでの騒動となったのは、Googleの中で女性のエンジニアが少ないのは、社会的偏見だけでなく性差という生物的特性にもよるから、という説明がなされていたことによる。 この