最近、仕事で「迷う」ことが増えた。 こんなんでも、一応は編集長なので、いろいろ決めなければならないことがある。 企画会議で、どの企画を通し、どの企画を落とすのか。 タイトルは現代新書らしいオーソドックス系でいくか、奇抜なモノにするか。 装幀に写真を入れるか、イラストでいくか、はたまた文字だけで狙ってみるか。 他社さんの売れている新書を見て、 「うーん、これはマネしちゃおうかなぁ」と考えるか、 「いやいや、ウチとは路線が違う。これは止めておこう」と思うか。 ほぼ毎日のように迷いまくりである。 就任してから思い知ったが、どんなに小さな組織でも、「●●長」という立場は、自分が決断して実行しなければいけない(しかも責任が伴う)ことが実に多い。 もちろん、企業の社長さんなどに比べたら、自分の決断など、はるかにスケールは小さいのだが、この世界を知れば知るほど「うーん、どうしよう」と悩む機会が増えた。