主に狙うのは30~40歳代だ。「このくらいの年代になると、夕食の主食は『ごはん派』という人が多くなる。そういった層にも訴求できるようにする狙いがある」。日本マクドナルドホールディングスの広報担当者はこう話す。 一方、吉野家は1月28日、定食メニューの強化策を打ち出した。ごはんを24時間おかわり自由としたほか、午前11時から翌朝4時まで牛皿にもう一品おかずを追加できる「W定食」(税抜き698円)を導入した。 定食メニュー強化の狙いはこちらも「夕食時間帯」の顧客獲得だろう。吉野家ホールディングス(HD)の広報担当者は「特に都心部ではランチにお客様が集中している。あくまでイメージだが、ランチタイムの3時間の入店客数とナイトタイムの6時間の客数は同程度だ」と話す。定食メニューの強化を周知するために、吉野家は2月18日まで、定食を全品10%オフとするキャンペーン「夜割」も実施している。 いちよし経済