若者向けヘルプラインに対応する職員。アフガニスタン・カブールで(2016年12月12日撮影)。(c)AFP/SHAH MARAI 【2月15日 AFP】「バイアグラ(Viagra)がないとできない」と匿名の20代アフガニスタン人男性が電話の向こうでささやくように小声で言った──どうやら家族に聞かれるのではないかと心配しているようだ。 この相談にカウンセラーの男性は、「兄弟よ、恥ずかしがることはない。これは普通にあることだから、精力増強剤を使わずに済む解決策を見つけるのを手助けしよう」と、なだめるような柔らかいトーンで相手を安心させた。その対応は手慣れたものだ。 保守的で、性別での区別がはっきりしているアフガニスタン社会では、性的な問題に触れることは文化的にタブー視されているだけでなく、性的に倒錯していると周囲からの誤解を招く原因ともなる。 しかし、アフガニスタンの若者らには中立的な相談相手