外資系のトップ企業を目指す学生の間で、屈指の人気を誇るコンサルティングファーム「マッキンゼー・アンド・カンパニー」。東大大学院出身の石井てる美さんは、最難関の採用試験を突破して戦略コンサルタントとして働き始めたものの、1年4カ月で退社し、お笑い芸人に転身したという異色の経歴の持ち主です。 昨年のアメリカ大統領選の時期には、ヒラリー・クリントン候補のモノマネで話題になりました。「マッキンゼーで学んだことが今の仕事にも生きている」という石井さん。学生時代の就活体験とマッキンゼーに向いている人の分析、外資系を目指す就活生へのアドバイスを話してもらいました。(取材・構成:亀松太郎、撮影:橋本美花) 「ダメ元で受けたら、受かってしまった」 ――マッキンゼーには2008年に入社したということですが、ものすごい難関だったのではないでしょうか? 石井:ダメ元で世紀のモテ男、たとえばキムタクさんに告白したら