新型コロナウイルスの影響で食事の宅配サービスの需要が高まる一方、配達中の自転車の事故が相次いでいることを受けて、都内で配達員を対象にした交通安全の講習会が開かれました。 警視庁が初めて開いた講習会には、自転車による宅配サービスを行う6つの業者の配達員など30人余りが参加しました。 はじめに警察官が自転車に乗る際の注意点を解説したあと、参加者たちは実際に自転車で市街地に見立てたコースをまわり、見通しの悪い交差点では一時停止するなど、事故を防ぐポイントを1つ1つ確認しました。 また、会場ではスタントマンによる事故の再現も行われ、車と出会い頭に衝突した自転車が大破する様子に、参加者たちは驚いた表情を見せていました。 参加した男性は「配達中は早く届けなければとあせる時もありますが、きょうの講習で事故の恐ろしさを実感しました」と話していました。 新型コロナウイルスの影響で食事の宅配サービスの需要が高