神奈川県横須賀市の京浜急行で、大雨で崩れた土砂に特急電車が突っ込んで脱線し、11人が重軽傷を負った事故で、現場付近は大雨による速度規制の対象外で、電車は通常とほぼ同じ時速75キロ程度で走っていたことが、国土交通省の調べで分かりました。 この事故は25日午前0時ごろ、横須賀市にある京浜急行の追浜駅と京急田浦駅の間で、崩れた斜面から線路に流れ込んだ土砂に下りの8両編成の特急電車が突っ込んだもので、1両目から3両目が脱線し、先頭車両に乗っていた男女合わせて5人が腰の骨を折るなどの大けがをしたほか、乗客5人と運転士1人が軽いけがをしました。 線路脇の斜面は、激しい雨が原因で崩れたとみられていますが、現場は大雨による速度規制の対象区間ではなく、電車は当時、現場付近で通常とほぼ同じ時速75キロ程度で走っていたことが、国土交通省の調べで分かりました。 京浜急行では平成9年4月、今回の現場から南に2キロほ