はじめに 著作権の保護期間終了によって、2017年1月1日からその作品が自由に使えるようになった人について紹介する。 日本の著作権法では、基本的に著作者が死んでから50年経つまでは著作権の保護を受けることになっている。つまり、死後50年間は、勝手に複製したり、配付したりすることができない。しかし、50年経つと、著作権がなくなる。これにより、だれもが自由に作品を使うことができるようになるのだ。そうすると、自由に複製ができるし、インターネット上に勝手に掲載しても文句を言われなくなる。50年の時を経て、著作者本人のものから、「みんなのもの」になるのだ [1] 。 なお、死んでから50年というのは、死んだ日からちょうど50年が経ってからという意味ではない。著作権は、死んだ年の50年後の年末まで残り、その翌年の初めから自由に使えるようになる。例えば、1966年に死んだ人の作品は、1月に死のうとも12
著作権が切れた文学作品などを公開する「青空文庫」に1月1日、同日で著作権保護期間が終了した谷崎潤一郎や江戸川乱歩、中勘助ら13人の作品が追加された。誰でも無償で読むことができる。 公開されたのは、耽美主義を描く谷崎潤一郎「春琴抄」や、江戸川乱歩のデビュー作「二銭銅貨」、高見順の詩集「死の淵より」など。公開作業中の作品には中勘助「銀の匙」や、ロシア文学者の米川正夫が訳した「カラマーゾフの兄弟」がリストアップされている。 現行法では著作権が保護される期間は著作者の死後50年。期間の計算を簡便にするため死亡の翌年の1月1日から起算されることから、保護期間が終了するのも元日となる。 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の合意では、著作権保護期間を著作者の死後70年としている。青空文庫は保護期間延長に一貫して反対しており、元日に公開した「いまだ来ない本のための青空」で「著作権の保護期間が延びることは
江戸川乱歩といえば小学校図書館の定番。 少年探偵団シリーズのポプラ社のオドロオドロしい表紙に胸をときめかせた方々も多いのではないでしょうか。 小沢健二にハマってたのは中学校のときで、小学校のときはなんだっけ?って考えたら、江戸川乱歩の少年探偵団だわ。あの劇画チックな表紙のシリーズぜんぶ揃えたいな〜〜 pic.twitter.com/S20VTOwxpl — ユウ子 (@mizutama_yuko) 2015, 11月 16 【少年探偵】江戸川乱歩でポプラ社ときたら柳瀬茂のドロドロした表紙絵(右下)が浮かぶ方が多いかと思われますが、80年代に出たポプラ社文庫版は恐ろしくダサくて3周半くらいして寧ろサイコーです…特に小林少年のファッションに注目! pic.twitter.com/eAo2XSWcMt — リズム&ブックス (@Rhythm_Books) 2015, 11月 11 子供向け作品以
◆たんなる好事家の趣味ではない◆ 当初、今回は消費増税をテーマにする予定だった。アベノミクス/黒田日銀によるインフレ目標政策とそのための金融緩和で、景気は徐々に回復しつつあるが、まだ十分ではない。いまここで増税による重荷を背負わせれば、また腰砕けになる可能性も高い。それに消費税の税率を上げたからといって、税収が増えるとは限らない。消費税の税収は増えても景気が低迷すれば、全体としての税収はかえって下がり、そもそもの狙いだったはずの財政再建さえ達成できない可能性も高い。いずれ税率を引き上げるにしても、いまそれをやる必要はない。いまは見送るべきだ――書こうとしていた内容はおおむねこれに尽きる。 が、執筆中の8月半ば、富田倫生の訃報が飛び込んできた――と書いて、誰のことやらご存じの方が何人いることだろうか。著作権切れの文書をボランティアの活動で電子化し、フリーで公開している青空文庫の呼びかけ人
The Polaris Dawn crew is back on Earth after a historic mission
著作権が切れた文学作品などをインターネット上で無料で公開している「青空文庫」の世話人で、著作権の保護期間の延長に反対を訴え続けた富田倫生さんが16日、岐阜県内の病院で肝臓がんのため亡くなりました。 61歳でした。 富田倫生さんは広島市の生まれで、編集プロダクションなどを経て、平成9年にインターネット上で著作権が切れた文学作品などを無料で公開する「青空文庫」を立ち上げました。 電子図書としての登録作品数を1万点以上に増やすとともに、富田さんは著作権の保護期間を作者の死後50年から70年に延長する動きについて、反対する活動を積極的に行いました。 このうち、7年前に東京・渋谷区で開かれた著作権の保護期間延長に賛成と反対の立場の人たちが意見を交わすシンポジウムでは、「今後の文化の発展のために延長はせず、著作物を広く利用した方がいい」と呼びかけました。 富田さんは20年ほど前にC型肝炎を発症し、闘病
【著作権保護期間死後70年に延長!?】 本日(2013年7月9日)付けの朝刊1面トップで、日本経済新聞は「日本が著作権の保護期間を権利者の死後50年から70年に延長する方針を決めた…」と報じました。 「著作権、保護期間長く 音楽・本など50年を70年に 環太平洋経済連携協定(TPP)交渉を前に、日本が著作権の保護期間を権利者の死後50年から70年に延長する方針を決めたことが明らかになった。4月に開いた日米事前協議で、日本が米国に歩み寄り、著作権を含む知的財産分野の交渉方針を米国と統合する案を示した。知財分野は新興国と先進国の利害が一致せず、交渉が遅れている。日本は米国と連携を強化し、7月23日から参加する交渉の主導権を握る狙いだ。…」 この記事に関する質問に対し、同日午前の会見で、甘利明経済再生大臣は「結論からいうと、全部誤報」と答えたと伝えられています。 ただ、こうした情報を意図的にリ
“宇宙の目”活用身近に 衛星打ち上げへ 画像から生育把握 福井県 国内の自治体や企業が人工衛星を打ち上げ、衛星画像を農業に活用する取り組みが動きだす。福井県は21日、自治体主導で初となる超小型衛星を、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げる。和歌山県でも来年度中に打ち上げる計画が進む。衛星画像で作付けや生育の状況などが分かるようになり、衛星画像を自前で調達できるため、大幅なコスト削減につながる。(本田恵梨) 福井県が打ち上げた超小型衛星「すいせん」は、東京都の宇宙ベンチャーがロシアのソユーズロケットで打ち上げる超小型衛星と共同で運用する。20日に打ち上げ予定だったが、21日に延期となった。将来的には合計10基の超小型衛星で、ほぼ1日に1回、世界中を撮影した画像が手に入る体制を組む。自動で撮影できるため、ドローン(小型無人飛行機)での空撮のような手間もかからない。 農業では、植物が反
「宮本武蔵」や「三国志」で知られる作家・吉川英治らの作品が、今年から自由に利用・閲覧できるようになり、元日以降、ネット上に続々アップされている。没後50年が過ぎて著作権の保護期間が切れたためで、今年は、ほかに「遠野物語」を著した民俗学の祖・柳田国男、詩人の室生犀星らも加わる“当たり年”。「吉川三国志がネットで無料で読める」などと、ファンらの間で注目が集まっている。 文学作品の著作権は、著作権法で「著作者の死後50年を経過するまで存続」と定められている。没した翌年から計算されるため、1962年の物故者の場合、昨年末で切れ、今年から無許可で使用できるようになった。 著作権の切れた作品をインターネット上で無料公開している「青空文庫」の運営者・富田倫生さん(60)は「人気作が多く、例年にない話題性」と話す。昨年末から「年が明けたら早く公開して」との要望が相次いでいたといい、元日に柳田の「遠野物語」
「青空文庫」のサイトで、没後50年を経過し2013年1月1日から著作権切れとなった作品として、室生犀星、柳田国男、吉川英治など、12人の著作が1月1日付けで公開されています。 またパブリック・ドメインに関する活動などを行っている欧州の組織COMMUNIAのサイト“Public Domain Day”では、没後70年を経過し2013年1月1日から著作がパブリックドメインとなった人物として、同サイトでは、ルーシー・モード・モンゴメリ(Lucy Maud Montgomery)、シュテファン・ツヴァイク(Stefan Zweig)、ブルーノ・シュルツ(Bruno Schulz)、アーサー・エドワード・ウェイト(Arthur Edward Waite)などが紹介されています。 Public Domain Day To celebrate the role of the public domain
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