海外のサイトを見ていると、たまに英語でコメントしている日本人を発見します。「私は日本人です」とはっきり書かれていなくても、何となーく文体から「この人は日本人だろうな」と想像がつくのですが、これってどうしてでしょうか?筆者自身、こういう「日本人らしい英語」をおそらく書いているので、他人のことを悪くは言えませんが、書かれた英語から”日本人らしさ”が醸しでてくるのはなぜだろう?と以前から思っていました。 その答えとなるのが、今回紹介する『日本人の英語』という本です。日本の大学で日本人の書く論文を添削する仕事もしているアメリカ人の著者、マーク・ピーターセン氏の作品です。1988年に第一刷が発行されて以来、英語学習者の定番本として多くの人に読まれてきました(2016年3月4日現時点で、第77刷が発行されるほど!)アマゾンのカスタマーレビュー評価も非常に高い一冊です。 この本は、ある程度英語を使う環境