タグ

ブックマーク / rionaoki.net (5)

  • アメリカの就活 | rionaoki.net

    この前日の「就活」についての記事を紹介したが、今度はアメリカの「就活」についてよくまとまった日語記事があった。 [JMM]「既卒インターン制度のすすめ」from 911/USAレポート/冷泉 彰彦 では、アメリカでは「就職氷河期」といった言い方で社会問題化がされているのかというと、少なくとも新卒に関しては特に騒ぎになっていないのです。 就職氷河期的なものが存在しないのはその通りだ。不況で就職厳しいよね、という話はそこら中で耳にするが、新卒だけを取り上げるような話はない。 大学を出てフルタイムの仕事にブランクなしで就けるのは50%ぐらいと述べましたが、残りの50%はどうしているのでしょう? 先ほど申し上げたように、 新卒など20代の若者が考えることは「キャリアの蓄積」です。そのためには、フルタイムの仕事が良いと言えば良いのですが、この雇用情勢の下では難しい、 そこで多くの若者はパートタイ

  • 衰退産業が持ち出す文化議論 | rionaoki.net

    今日、仲俣暁生さん(@solar1964)が「そもそも出版文化って、文化なんだろうか」と発言されていた。しかし、出版業界の人間でもない私にとって出版が文化かどうか自体にはあまり興味がない。単に「文化」の定義によって決まるだけの話で、出版業に特別な文化的要素があるのなら銀行にも医療にも、当然アカデミアにもある(そして保護したいようなものでもない)。それなりに閉鎖的な業界ならどこでも「文化」と呼びうるものがあるだろう。消費者にとっては重要なのはその「文化」が何を生み出すかであって、「文化」そのものではない。 では何故今になって出版業界は文化について論じ始めたのか。これは業界を保護してもらう口実だ。それも、「出版」ではなく「業界」であることがポイントだ。「出版」を守るためなら出版「業界」を守る必要はない。日の農業や林業を守るために既存の業界における「文化」を保護する必要がないのと同じだ。だから

  • 「株式」会社は株主のもの | rionaoki.net

    「株主至上主義って?」についての反論をLilacさんが書かれているので一応返答したい。 会社は当に株主のものか?という疑問に答える – My Life in MIT Sloan 専門家を称する人は、「専門的にはこれが正しいんです。あなたは間違ってます」と言うのではなく、彼の感覚的な表現の、根の問題意識に答えようとしてくれれば良いのに、と思った。 前者的な反論は既に池田信夫さんがなさっているが、Lilacさんが納得する説明のようには思えないのでここでは一問一答形式でいく。 そもそも、彼の言う「最近の余りにも株主を重視しすぎた風潮」、そしてそれを問題だ、と思う感覚自体は、至極まっとうじゃないのか。 彼の感覚が自然か否かについては議論していない。例えば、解雇された労働者を可哀想だと「感じる」のは真っ当だが、それを解雇を禁止することで助けるのは真っ当ではない。 まず「最近の余りにも株主を重視

  • 株主至上主義って? | rionaoki.net

    Lilacさんのページからお越し頂いた方:返答ポストがあるのでご覧ください。 今日は民主党の藤末健三議員の発言がTwitterで大きな話題になった。元となったのは次のブログへの投稿だ: 民主党参議院議員 ふじすえ健三: 公開会社法 格議論進む 2.最近のあまりにも株主を重視しすぎた風潮に喝を入れたいです。今回の公開会社法にて、被雇用者をガバナンスに反映させることにより、労働分配率を上げる効果も期待できます。 被雇用者をガバナンスに反映させるというのは、従業員の代表を監査役に入れることだ。このこと自体の是非やそもそも監査役会の有効性など論点はあるが(参考:民主党政権の試金石「公開会社法」を斬る)、「あまりにも株主を重視しすぎた風潮」とは何のことだろうか。そして日にそんな風潮があるのだろうか。 そこで、「株主至上主義」で検索してみたところ、藤末議員が以前に書いた記事がトップに出てきた: 日

  • 脱オタを経済学的に考える » 経済学101

    力を入れる箇所を間違えている『脱オタクファッションガイド改』を見たらちょっとネタっぽい記事を書こうと思い立った: 脱オタって何? 脱オタというのはオタクに見られない工夫のことだ。別におしゃれになることではない。もちろんおしゃれなオタクはいそうにないから、おしゃれなことはいいことだろう。しかし、それは別に必要でもない。どうしようもない恰好の非オタクなんて珍しくもなんともない。 ではどうするのが効率的か。単にオタクが絶対に取らない=オタクにとってはコストが高すぎる行動を取ればよい(考え方としては、「人種差別の現実」で紹介したまともな黒人がどう自分を差別化するかという話と同じだ)。基的には: オタクは知らないもの=情報コストが高い 機能性が低いもの=使用コストが高い 値段が高いもの=金銭コストが高い (オタク的)常識でないもの=心理コストが高い というあたりだ。ただし、いくつか注意点がある。ま

  • 1