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ブックマーク / mercamun.exblog.jp (4)

  • 社会学者・鈴木謙介 | 社会学玄論

    社会学者・鈴木謙介。 社会学の巨人・宮台の弟子の中で、唯一、時代に対する鋭い嗅覚を受け継いだ社会学者である。まず、風貌の点において、他の弟子を凌駕している。これは大きい。時代の感性を察知する能力は、宮台からこの男に受け継がれた。 「ウェヴ社会の思想」について、私の意見を述べたい。 私が注目したのは、「事実による連帯」という社会現象である。宮台の成熟社会論は、価値観の多様化・過剰流動性というテーゼを抱え、「まったり革命」を宣揚し、知的な一部の若者の支えとして登場して来た。宮台理論の内容が真理かどうかは別として、若者にとってはマルクス主義に変わる一つの大きな物語として機能していたのは確かだと思われる。「まったり革命」を信じた若者は、宮台に癒された。男子に多いが、宮台理論で救われたプライドの高い地方の若者は多くいる。プチ宮台たちの誕生である。10年前の若者には、宮台思想はフィットしていたが、後期

    社会学者・鈴木謙介 | 社会学玄論
  • 「日狂組の教室」書評 | 社会学玄論

    「日狂組の教室」というが出た。マンガ嫌韓流の手法をそのまま取り入れている。現代の若者の事実志向という傾向を察知し、歴史的事実でもって左翼主義者がもつイデオロギー神話を打ち砕くという話になっている。確かに面白いである。嘘にとりつかれた大人たちが相対化され、共同幻想の物語が砕かれていく様は痛快である。 二点ほど指摘したい。一つは、左翼イデオロギーであるマルクス主義や自虐史観は、エリートになれなかったうだつのあがらないホワイトカラーたちにとってはエリートに対する対抗思想として機能していたことである。当のエリートになれなかったホワイトカラーが労働組合に入り、体制側を悪とし、自己を正当化するための道具としてマルクス主義は利用されてきたということである。校長や教育委員会の役員になれなかった中途半端でプライドが高い教師たちの慰めの道具であった。臨床社会学的には、日における左翼イデオロギーは、非エ

    「日狂組の教室」書評 | 社会学玄論
  • 貧固・犯罪の自己責任論は正しい。 | 社会学玄論

    貧困・犯罪は、社会がつくりだしたものであり、個人の自己責任に帰着させるのは間違いであるという説が、湯浅氏や浜井氏によって吹聴され、多くのブロガーは科学的根拠もなく、それを安易に信じている。 実は、貧困・犯罪の社会原因説が正しいためには、社会調査法の常識からは、以下の社会調査を科学的に実施する必要がある。 アルコール依存症、ギャンブル、女遊び、薬物依存、浪費癖、放浪癖、職業選択の選り好み、協調性の欠如などの自己問題要因を併せ持つ、ホームレスや犯罪者になった人間が、ホームレスや犯罪者の中でどれだけいるかを調査し、それが主たる生活に窮する要因になっているかどうかを調査することである。 上記のような調査は非常に困難だと思われるが、実はすでになされていると類推される。年間何千件とケースを処理する福祉ケースワーカーの調査や矯正保護の専門職員たちの分析調査があるはずである。現場の多くの社会福祉職員やワー

    貧固・犯罪の自己責任論は正しい。 | 社会学玄論
    tuka001
    tuka001 2012/01/12
    正論だけど、できない現実はどう解釈するわけ?
  • 若年ホームレス化は、貧困ではなく、コミュニケーション能力に原因。 | 社会学玄論

    ホームレス支援施設に、二十代、三十代の青年が入所しており、若年ホームレスの割合が増加しているという。 若年ホームレス化は、経済的貧困や失業が原因というよりも、コミュニケーション能力の欠如のほうが根原因であると言える。ホームレスになる前に、生活を立て直すために、他者の協力を得る対人関係能力や交渉能力がないからである。 例えば、派遣切りにあっても、故郷の親や兄弟、元彼女、友人、元派遣先同僚などに頭を下げて宿泊させてもらうとか、当面のホテル代を貸してもらうなどして、住込み就労先を見つけるなどすることもできる。つまり、対人交渉能力があれば、他者の協力を取り付けることで、ホームレスにならずに済む。しかし、若年ホームレスには、それができない。なぜなら、人に頭を下げて相談し、援助を要請するコミュニケーション能力が欠如しているからである。また、プライドが高いので、人を頼ろうとはしない者もいる。 他人が自

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    tuka001
    tuka001 2012/01/12
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