関わりが深ければ深いほど、 離れるのに痛みを伴う。 体の一部になってしまうから、 密結合とでもいうのかな。 だからって、 色んなものと自分を切り離して、 「自分とは関係ありません」って、 そういう生き方をしていたら、 虚しさばかりを感じてしまう。 痛みを伴うことになっても、 人は何かと繋がらないと生きてはいけないのだ。 それを失いたくないから必死になって、 それを奪われようとするから怒りが生まれて、 「自分らしさ」を守るために人は生きているのかな。 心を動かし続けるのだ。 そうして喜びも悲しみも、 痛みや怒りさえも自分の一部として受け入れる。 「生きる覚悟」って、 きっとそういうもの、 何かがあるたびに振り回されて、 心を揺さぶられて、 痛みを感じて、 そういう経験ばかりしていると、 心を動かすことを恐れて、 心が動かないように努めるようになる。 「生きてきた証」 そういうものって心を動か