トラブル続きの高速増殖炉原型炉もんじゅに関し、経済産業省の西山英彦審議官(原子力安全・保安院担当)が23日の福島第1原発事故の記者会見で「年度内に本格稼働に結び付けたい」と発言し、直後に「安全(規制)当局として踏み込んだ発言だった。そこまでいう資格はない」と事実上取り消す一幕があった。 もんじゅを進めるのは日本原子力研究開発機構や文部科学省で、保安院は稼働に向けた安全性をチェックする立場。日本の原子力規制のあいまいさをあらためて示す発言ともいえそうだ。 会見に同席した細野豪志首相補佐官は「もんじゅは実験的な炉で(自身の担当)範囲をかなり離れておりコメントを控えたい」と慎重姿勢。「保安院には福井県のみなさんとコミュニケーションを取っていただきたい」と注文を付けた。(共同) [2011年6月23日20時4分] 社会臓器売買で医師と仲介暴力団員ら5人逮捕[23日20:11] 社会猶予中21歳兄、