多数の死傷者が出たアニメ制作会社「京都アニメーション」放火事件を受けて大学教授がウェブメディア「インサイトナウ」に寄せたコラム記事をめぐり、同サイトを運営する南青山インサイト(本社・東京都港区)がトップページに謝罪文を掲載した。 同記事では京アニを「麻薬の売人以下」、同社作品の一部ファンを「個人の人生が空っぽな者」などとそれぞれ記述し、インターネット上で物議を醸していた。記事は一度削除され、その後大幅に内容を短縮した上で再公開されたが、その記事も削除されるに至っている。 「偽の夢を売って弱者や敗者を精神的に搾取」 問題の記事は「インサイトナウ」に2019年7月21日付で掲載された純丘曜彰(すみおか・てるあき)大阪芸術大学教授のコラム。「終わりなき日常の終わり:京アニ放火事件の土壌」とのタイトルで、18日に起きた事件に独自の論考を加えている。 記事では、京アニ作品に多い「学園物」ジャンルがヒ