20年以上、国内外の選挙の現場を多数取材している、開高健ノンフィクション賞作家による“楽しくてタメになる”選挙エッセイ。 前回の第19回は、7月の選挙で当選した塩田新鹿児島県知事就任をきっかけに、現地で変化があった「記者会見」についてのお話でした。 今回は「選挙ロス」の暑すぎる夏、親交のある元候補者を探したお話です。 小池都知事の再選で終わった7月の東京都知事選挙から約1カ月半。史上最多22名の立候補者たちはどんな夏を送っているのだろう。(撮影/畠山理仁) 「選挙ロス」期間を救ってくれる元候補者たち 選挙が終わると自分から候補者に連絡を取る機会は激減する。選挙中は一日に何度も連絡を取っていたものが、いきなり「ほぼゼロ」になる。だから私の心にはぽっかりと大きな穴が空き、強烈な寂しさを感じる。私はこれを「選挙ロス」と呼んでいる。 選挙の候補者には本当に個性的な人が多い。旧知の人もいれば、新しく
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