外国人投資家に上海A株投資を解禁する香港-上海相互接続が、まもなく開始される見込みだ。海外の投資家は香港の証券取引所を通じて上海A株市場に上場する266銘柄に投資できるようになる。経済成長が減速してきているとはいえ、他の先進国に比べればまだまだ伸びしろがあるといわれている中国。A株市場の開放は日本人を含む外国人投資家にとって貴重な機会になるはずだ。 相互接続では、海外投資家は香港取引所経由で上海A株を、中国本土の投資家は上海取引所経由で香港株を買うことが出来るようになる。中国株は上海、深センの本土市場と、香港市場に分かれており、時価総額ベースの規模が最も大きいのは上海A株だ。だがこれまでは、一部の機関投資家を除いて外国人投資家は香港市場と銘柄数の少ない本土B株にしか投資できなかった。 とはいえ日本人にはなじみのない上海A株の銘柄。狙いどころの銘柄はどこか。在香港の証券会社アナリストは「A株