今週はネット上でHPVワクチンが話題となっていました。 HPVワクチンについては米国とオーストラリアで承認された2006年の前から、IDSAのセッション等で話を聞いていて、現場の医師やFDAの人たちとも情報交換する機会がありました。そこからすでに10年がたっています。 当初、日本では導入されないのではないかと思っていましたが、2つあるワクチンは日本でも承認販売となりました。 海外と異なっていたのは、その時点ですでに大方が4価ワクチンを採用していたのに、日本では先に申請が始まっていた4価ではなく2価が導入されたことです。そして「おかしいのではないか」と思うほどに4価の導入が遅れました。 ネットにみる陰謀論とは違うものではありますが、ふだんから予防接種を護る側にいる専門家からも疑義の目を向けられはじめたのは、このあたりからです。ワクチンそのもの問題ではなく、その"あやしげ”な経緯、製薬会社の動
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