キーマンに訊くIPv6の過去、現在、未来 連載:IPv6 Trend Review(3) non-PCから広げるIPv6 ~まずは都市生活インフラがターゲット インターネット総合研究所 エグゼクティブスタッフ 技術戦略担当 荻野 司 2002/4/20 アプリケーションが先か? インフラが先か?――IPv6普及の話で必ずといっていいほど登場するのが、この「ニワトリとタマゴ」の論争だ。本連載の第1回と第2回でも紹介したように、現在はISPやルータといったインフラ・レベルでの準備は整いつつある。後はアプリケーション(あるいはその応用)の登場を待ち、いかに広く一般にIPv6を普及させていくかという課題が残っている。今回は、産官学の共同組織である「IPv6高度化・普及推進協議会」の常任理事として活躍し、この難題に立ち向かっている荻野司氏に、そのためのアイデアの数々を聞いてみた。 (聞き手:@IT