9月3日、日本音楽著作権協会(JASRAC)の発表にネット上で動揺が広がった。 JASRACは結婚式や披露宴などのブライダルの進行に合わせて、同社が管理する音楽や映像を複製する場合の「包括使用料」を導入するために、10月1日から1年間、実証実験を開始すると発表したからだ。 ネット上では「結婚式にまで金を徴収するのか」と反発する声も出ている。ハフポストでは、JASRACの広報担当者に事情を聞いてみたところ、少し話が違っていた。順序立てて説明しよう。(ハフポスト日本版・安藤健二) JASRACによると、オーケストラやバンドの生演奏に関しては、結婚式場が営利目的で「演奏」しているとして、以前から使用料を結婚式場に求めていた。 それに加えてCDやレコードなど録音物の再生に関しても2002年からは「演奏」にあたるとして、使用料を求めるようになった。2019年現在では、ホテルや結婚式場の多くで、すでに