「すごい会議」を購入した人にはぜひ一度読んでほしい。「すごい会議」の公式副読本はおそらく「すごい考え方」なのだろうけど、この本もぜひ加えてほしい。すごい会議はこの TIME TO THINK をプロジェクトの推進で使うためにフレームワーク化したものだと言えるから。 問題の正しい対処の仕方を知っていて、一人で実践する分にはうまく行くのに、皆にそれをやってもらおうとした途端にうまくいかなかった経験はないだろうか? たとえばプログラムでもいい。セオリーとしてどのようにすべきか、きっとあなたは知っている。ファウラーのリファクタリングも読んだし、デマルコのデッドラインも読んだ。もちろん達人プログラマーだって読んだし、デザパタ本だって読んでいる。コードコンプリートもライティング ソリッドコードも読んだんだ。楽々ERDレッスンも読んだ。何をすべきかは知っている。 ところが、それを組織でやろうとしたときに
Rubyist お待ちかね、青木さんの添削本、『RubyistMagazine出張版正しいRubyコードの書き方講座』が発売になります(献本ありがとうございます)。この本では様々なコードに対する添削*1が載っており、Wikiパーサのテキスト処理だったり、バイナリを Ruby の構造体に落とし込んだり、Webアプリケーションの基本からじっくり解説してあったり、などなど様々なジャンルを添削されてます。Ruby 初心者はもちろんのこと、Ruby に慣れ親しんでる人でも、『おお、こんな書き方できるんだ』と発見があると思います。また豪華な執筆陣による寄稿コラムも嬉しいですね。 Rubyist Magazine 出張版 正しいRubyコードの書き方講座―RubyistのRubyistによる、Rubyistとそうでない人のための 作者: 青木峰郎出版社/メーカー: 毎日コミュニケーションズ発売日: 20
おそらく、このblogの読者の皆さんは経験したことがないだろうが、わたしは、google 検索結果に大泣きしたことがある。ただのツールに過ぎないと思っていたgoogle に、そのときは心底感謝したものだ。 事の起こりは、ある電話から始まった。わたしの大切な人が倒れたという。駆けつけると、その人は目を見開いてただ横たわっているだけで、こちらの呼びかけに応えられないようだ。脳梗塞を疑ったが、医師によると、ギラン・バレー症候群だという。 医師はそれなりに勉強してきたようで、症状・療法・後遺症、そして治る可能性と死ぬ可能性を、それぞれ数値を挙げて説明してくれた。 医師のもとを辞したとき、わたしの目の前は混乱と恐怖だけあった。説明されたことは理解できたし(理解できるような言葉を選んでくれた)、理解したことはちゃんとメモってある(病名のつづり、療法、薬)。それでも何をすればいいのか、そもそもなんでこん
「アート・オブ・プロジェクトマネジメント」で強くオススメされてたので読む ―― これはスゴい。ドキュメンタリーとして夢中になって読めるだけでなく、プロジェクトが危機に陥ったときの「べき/ベからず集」しても、ものすごく有効な一冊なり。 どうしようもない状況、限られた時間、非常に高いリスク、疑わしい解決策…プロジェクトがパニックに瀕したとき、優れたプロジェクトマネージャは何を考え、どう行動するかを知ることができる。本書を通じて学んだ危機管理マネジメントは、次のとおり。 プロジェクトが危機的状況のとき、あらゆる手段を使って、自分の感情をコントロールせよ。感情は事実をゆがめ、判断を誤らせ、解決への手段の一つ一つに邪魔をする 「危機」は、すぐに数字にならない。必ずタイムラグが発生している。だから、危険な数値が今出ているということは、既に危機的状況に突入している、ということだ 問題に対処するとき、絶対
グーグル八分とは何か この本は、「言論」とか「権力」と言うと、反射的に×ボタンをクリックして逃げ出すようなタイプの人にも役に立つ。 というのは、これは「グーグルについての本」であると同時に、「グーグル八分を申請する人」に関する本でもあるからだ。 何かのサイト運営をしていたら、特に仕事としてそれをしていたら、クレーム対策というのは重要なノウハウだ。しかし、これは「CSSの書き方」とか「SEOの仕方」とかと違って、表に出にくいノウハウである。「誰それからこういうクレームが来たので、こうやって追い払いました」なんてことをブログに書いてくれる人はなかなかいない。 この本には、グーグル八分の事例がたくさん出ている。その多くがきちんと取材した上で、背景まで含めて書いてある。日本でネットに難癖をつける扱いが難しい所はどういう筋なのか、そういうアンダーグラウンド情報が詰まっている。 どこかの新書で、「グー
今回の参考文献 BCG流 非連続思考法 アイデアがひらめく脳の運転技術 作者: リュック・ド・ブラバンデール,森澤篤,秋葉洋子出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2006/07/27メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 30回この商品を含むブログ (18件) を見る 質問を再構成してみる アイデア発想系の本では実に様々な方法が紹介されているけど、それらの基本的な構造は上の図のような感じだと思う。 つまり、まず解くべき質問や問題を確認し、その質問に対して拡散的にアイデアを膨らませていき、ある程度アイデアが出揃ったところで今度は論理的に評価して収束させる、という3つのプロセスが肝心なのだろう。 どれも工夫しがいのあるプロセスで、特にプロセスの発端となる「質問」を上手い具合に見つけれるかどうかが鍵になる。スタートでつまずくことはできるだけ避けたいものだ。 あなたは今、格安航空会社を
ソーシャルブックマークでタグを付けるのは、その対象を分類して整理するためで、すなわち後々でその対象を見つけやすくするためだと考える。 つまり、ソーシャルブックマークでは対象の見つけやすさが大切なわけで、今風に言えば対象のファインダビリティが高いことが重要になる。 というわけで、早速ファインダビリティとは何かを見てみると アンビエント・ファインダビリティ ―ウェブ、検索、そしてコミュニケーションをめぐる旅 作者: Peter Morville,浅野紀予出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2006/04/01メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 11人 クリック: 175回この商品を含むブログ (147件) を見る a. 位置特定可能な、あるいは進路決定可能な性質。 b. 特定の対象物の発見しやすさ、あるいは位置の識別しやすさの度合い。 c. システムまたは環境が対応している進
数式を使わないデータマイニング入門 隠れた法則を発見する (光文社新書) 作者: 岡嶋裕史出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/05/17メディア: 新書購入: 27人 クリック: 123回この商品を含むブログ (87件) を見る本書は、『データマイニング』という言葉は知っていてもきちんと学んだことがない方(私も!)にとっての入門書だ。如何せん『数式を使わない』と決めて書かれているので至極分かりやすい。 まずデータマイニングと統計分析の違いについて。 両者はどこか似ている風ではあるのだが、 データマイニングが従来の統計分析と一線を画して語られるのは、取り扱う情報が、質と量の両面において異なるからです。 統計分析が確立された頃と比較して、現在では情報が至る所に溢れているために、従来は分析の対象にしなかった(できなかった)情報をも対象とすることができるようになった。そのため、質・量の両
▼PHP×WebサービスAPIコネクションズ サイボウズラボの秋元さんが、ついに単著です。これはヤバイ本ですね。 「PHP×WebサービスAPIコネクションズ」発売のお知らせというエントリーの中で、以下のようにターゲットを紹介しています。 ・WebサービスAPIの技術と実践を学びたいPHPプログラマ ・WebサービスAPIを組み込みたいサイトオーナ ・WebサービスAPIで何ができるのか知りたいWebサイトプロデューサ ・WebサービスAPIの現状や可能性を知り、新しいアイデアを生み出したいアントレプレナー そして「26個のWebサービスAPIと、それらを使った4つのマッシュアップサイトを、平易なサンプルプログラム」が入っているのですよ。ね、ヤバイでしょ? Amazon、Google Maps、ヤフー、ヤフオク、Flickr、YouTube、価格comなど旬なWebサービスAPIを、シンプ
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