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ブックマーク / www.kotono8.com (17)

  • トラックバックをめぐる4つの文化圏の文化衝突――「言及なしトラックバック」はなぜ問題になるのか [絵文録ことのは]2006/01/06

    「リンク」が絡む問題に関しては、「文化圏」というとらえ方でものごとを見ると、ネット上の議論もかなりすっきりする部分があるようだ。 ライブドアブログが、1月10日から「トラックバック元の記事にトラックバック先のブログURLが含まれていない場合、受付を拒否する仕組みを導入」すると発表した(livedoor Blog 開発日誌:年末年始を写そう!livedoor ピクスリニューアル、トラックバックスパム防止につきまして)。これは多くのブロガーからは「やっと導入か」という賛同の声も上がっているが、一方で「そんなことされたら、大量のトラックバックが送信できないじゃないか!」と激しく抗議するブログもあらわれた(CODY スピリッツ!:ライブドアブログのトラックバックスパム防止策導入についての文句をローゼンメイデン風に書いてみる)。 トラックバックするときに、相手記事への言及リンクは必要か不要か……トラ

  • ウェブの二つの文化圏の衝突【前編】無断リンク禁止問題にみるリンクする側・される側の論理[絵文録ことのは]2006/01/05

    いったい10年前から何回この話題はループしたら気が済むねん、という勢いで論争が繰り返されているのが、「無断リンク禁止」と「ネガティブリンクへの対応」の問題である。 ここ数日、はてなブックマークで急に話題になっているのが、「日一わかりやすいとまでは言えない「URL晒しがダメな理由」」というページで、このページ自体は2004年秋のものである。 ブログでは外部ページへの参照が活発で、さらにトラックバック機能までついているため、従来の「ホームページ」よりも自由にリンクが張られる傾向にある。そんななか、「儀礼的無関心」問題に始まり、最近の「はてなブックマーク暴言問題」に至るまで、特に「否定的リンク」「観察的リンク」の是非が問われてきた。 この辺の問題について、「リンクする側・される側」「批判する側・される側」の関係でとらえてみると整理できるんじゃないかと思って図を作ってみたのが今回のエントリーであ

  • ウェブの二つの文化圏の衝突【後編】ネガティブリンクと批判する側・される側の論理[絵文録ことのは]2006/01/05

    前編「無断リンク禁止問題にみるリンクする側・される側の論理」では、このネット上には大きく分けて二つの文化圏があり、ネットの特性に根ざした原住民型「リンクフリー文化圏」と、一般社会のルールに基づいた移民型「リンク許可文化圏」が存在していることを指摘した。そして、「無断リンク禁止問題」はその二つの文化圏の衝突(カルチャーショック)であり、解決は困難だろうという希望のない結論であった。 後編では、もう一つ、似ているが別の現象である「ネガティブリンク問題」について扱う。これは単純な作法だけではなく、「悪意」を含む・感じ取るという厄介な問題も含まれているので、項目を分けることにした。 ■批判は隠すべきか、明らかにすべきかという対立軸 今回もまた図にしてみた。 もう一つ、批判を匿名でやるのか、固定名(実名または固定ハンドル)でやるのかという軸を重ねるといいんだろうが、3次元グラフにするとややこしいので

  • SEOに必須「Googleはいかにしてスパムサイトを弾いているか」――グーグル特許出願文書のわかりやすいまとめ [絵文録ことのは]2005/12/09

    SEO、すなわちgoogleなどの検索サイトで、自分のサイトをいかに上位に表示させるか、というテクニックである。中にはそれを勘違いして、あちこちにトラックバックスパムを送りまくる奴がいたり、内容のないサイトを大量に自動生成して一時的にアクセスを奪おうとする輩もいたりする。 しかし、googleも黙ってはいない。そんなspamを弾くための手段を導入している。その目安が、グーグルの特許出願文書に書かれている……ということで、このブログでも以前、その特許文書の全訳を掲載した。 Googleの新しい順位決定方法のすべて。SEO関係者必読、グーグル特許出願文書全訳 [絵文録ことのは]2005/07/01 Googleの新しい順位決定方法のすべて。SEO関係者必読、グーグル特許出願文書全訳2 [絵文録ことのは]2005/07/01 しかし、これはあくまでも特許出願文書なので、用語も堅いし、わかりにくい

  • mixiの有効な使い方――適切なプライバシー・コントロール [絵文録ことのは]2005/10/05

    巨大化したmixiは当に使えないのか。FPN-ニュースコミュニティ- 何ゆえmixiから逃亡するのかという記事では、巨大化しすぎたmixiがソーシャル・ネットワーキング(SNS)としての特性を失いつつあるという指摘がなされている。しかし、これに疑問を感じた。特に、mixiの問題点として挙げられているものが、いずれも実感に合わない。どうやら、使い方を間違っているのではないかと思う。 プライバシーのコントロールとサービスの使い分けという点から、mixiの有効な使い方について思うところを書いてみる。 ■mixi、はてな、メインブログ まずは自分の使用状況について記しておこう。 まず、このメインブログ(絵文録ことのは)ならびに他の企画型ブログは、表の顔にあたる。したがって、更新頻度は落ちるが、それなりにまとまった記事を考えて公開することになる。これはよそ行きの格好だ。 次に、インフォーマルとして

  • Googleの新しい順位決定方法のすべて。SEO関係者必読、グーグル特許出願文書全訳2 [絵文録ことのは]2005/07/01

    MovableTypeの一記事の限界文字数を超えたようなので分割。こちらの内容が最重要。 前半⇒Googleの新しい順位決定方法のすべて。SEO関係者必読、グーグル特許出願文書全訳 [絵文録ことのは]2005/07/01 関連記事⇒GoogleSEOでは「時間」も重要。新しいランキング手法を解読 [絵文録ことのは]2005/06/21 更新:7/1 21:00 「Tociyuki::Diary - US0050071741の松永訳を勝手に校正」を参考に修正 「言及なしトラックバックでページランクが下がる」は間違い。(付:言及なしトラックバックについてのまとめ) [絵文録ことのは]2005/07/09 ■履歴データの模式 ■[0034]文書取得日時 [0035]この発明の原則に沿った実装では、文書の取得日時はその文書に結びつけられたスコアを生成(または変更)するために使われてもよい。用語「

  • Googleの新しい順位決定方法のすべて。SEO関係者必読、グーグル特許出願文書全訳[絵文録ことのは]2005/07/01

    United States Patent Application: 0050071741(合衆国特許出願0050071741)には、Googleのスコア付け・ランク付けに関する技法について詳細に描かれている。ここでわかるのは、履歴データをもとにして、スパムを検出したり、時事的に求められている文書を上位表示させたりする技法が採用されているということである。 最近のGoogleでは、今までのSEO(サーチエンジン最適化)技術を使ってもいきなり順位が落ちたりする現象が知られていた。その理由がこの特許出願文書をよく読むことによって理解できるのではないかと思われる。 小手先のSEOや、スパムが力を持つ時代はすでに終わっている。SEOに興味のある人は、無差別トラックバックやコメントスパムもかえってマイナスであることをよく理解していただければと思う。 やはり「優れた内容を、整理された形でわかりやすく」提

  • GoogleのSEOでは「時間」も重要。新しいランキング手法を解読 [絵文録ことのは]2005/06/21

    「HepCat Dev and Test: Googleの新たなランキング手法が明らかに(2005/06/17)」によれば、Googleの特許申請から「新たなランキングアルゴリズムの幾つかが明らかになった」という。 この「新しいランキング手法」については日ではまだあまり広まっていないようだが、キーワードは「時間」だ。特許名は「履歴データに基づく情報検索」。各ページの時間的要素が非常に重要ということである。また、「ドメイン名を取得して1年以下ドメイン契約期間が1年以下のサイトはランクを上げない」(※7/1修正)といったショッキングな情報も見つかった。 以下、詳細。 関連リンク=特許文の全訳⇒Googleの新しい順位決定方法のすべて。SEO関係者必読、グーグル特許出願文書全訳 [絵文録ことのは]2005/07/01 ■Google特許申請にまつわる情報 今、特許の文を読んでいるが、膨大な

  • ヨーロッパ最古の文明――欧州先史時代史を書き換える大発見(詳報)[絵文録ことのは]2005/06/13

    150以上の神殿跡、欧州最古の文明か…英紙報道(読売新聞2005年6月12日)という報道があった。英国インディペンデント紙の独占報道であるが、ヨーロッパ先史時代の歴史を大きく書き換えることになる発見のようである。 というわけで、例によっていつものごとく、報道の原文を全訳してみた。Google Newsで検索した限りにおいては、世界各地の報道もすべてこのインディペンデント紙の報道の後追いのようである。関連記事は二つあるので、どちらも訳しておく。 ■関連リンク Independent : Found: Europe's oldest civilisation Independent : How 7,000-year-old temples reveal the elaborate culture of Europe 石器時代の世界最古ポルノ発見! | 事典ドットコム(Harald Staeub

  • 「はてな」はウェブ上のシステム手帳になりえる。そして「はてな記法」の秘める可能性について。 [絵文録ことのは]2005/06/12

    伊藤直也さんの「はてながこだわるWebサービス提供の音」(1・2・3 CNET Japan)は、表現そのものは技術者向けの専門的なものになっていたが、興味深く読んだ。勝手に要約すると、これからのウェブサービスに必要なのは、自分たちの開発したシステムを外部からも活用できるようにし、その結果、そのサービスのサイトが他のサービスのプラットホームとして使われるようになることではないか、というようなことになるのだと思う。とにかく使わせた者勝ち。 このあたりと絡んで、「naoyaのはてなダイアリー - 隠さなくていいものは隠したってしょうがない」といった記事に絡んでいって、「たとえその情報が開示されたとしてもそう簡単に真似できるものではなかったり、真似したからといってうまくいくものでもない」というフレーズが出てくる。そして、デファクト・スタンダードになるようなものは、情報公開しても耐えられるし、むし

  • Google Sitemaps グーグル・サイトマップ(ベータ版)FAQとプロトコル全訳。新しいURL登録方法はSEOに必須になる? [絵文録ことのは]2005/06/04

    Google Sitemaps グーグル・サイトマップ(ベータ版)FAQとプロトコル全訳。新しいURL登録方法はSEOに必須になる? Googleがサイトマップ(Sitemaps)という新しいツールのβ版を公開した(今のところ英語版のみ)。これは、Googleがウェブページを巡回するときに「取りこぼし」のないよう、サイト管理人側でURLの一覧を提供できるというものだ。 今まではGoogleがリンクをたどってきてくれることを待つ(あるいはたどりやすいようにリンクを設定する)という「巡回待ち」をしなければならなかったが、これからは、更新頻度やサイト内でのファイルの優先順位も含めて、リンク一覧をGoogleに渡すことができるようになるわけである。 ただし、これはページランクを上げるためのものではない。あくまでも巡回で取りこぼしがないようにするものだ。ファイル数が多くてすべてのファイルが巡回しても

  • 「サイト」単位と「記事」単位の情報の流れ、アルファミームの発見(付:はてな各サービスの使い分け) [絵文録ことのは]2005/06/01

    ■ブログの中の「サイト」と「記事」 ブログの登場で「記事」を基単位とした情報の流れが明確になったわけだが、しかし、だからといって「ブログは記事単位の情報しかない」とか「サイトの時代は終わった。これからは記事だ」とか、そういうわけではない。むしろ、ブログの中にも「サイト」レベルの要素と「記事」レベルの要素がある。どちらがいい悪いという話ではなくて、2種類のやや性格の異なる単位があるから、そのメディア特性をしっかり理解して活用しましょうね、という話をしたくてこんな長文を書いているのだ、ということはわかっておいてほしい。 たとえば「ブロガー」という言葉は「サイト」的発想である。書き手に注目するのはまさにサイト単位での見方である。「あの人が書いているから読む」というのは(有名人ブロガーにしろ、アルファギークにしろ、何にしろ)「サイト」レベルの読み方である。 一方、トラックバックやリンクやコメント

  • 「ブログを書く」という「仕事」(ウォールストリート・ジャーナル)[絵文録ことのは]2005/06/02

    ウォールストリート・ジャーナルがサイト上で5月初めごろから無料記事を公開するようになっている。その中で興味深い記事があったので訳してみた。 「ブログを書く」というのが、企業の中での一つの「仕事」として認知されるようになりつつあるという。金を払って企業サイトでブログを書かせる会社が出始めているわけだ。ウェブコンテンツライターの変形というか。それは、堅苦しい企業広報のメッセージとは違って、親しみ深い会話体で顧客との信頼関係を作り上げることができる、とブロガーを雇っている企業は考えているようだ。 もし「うちの会社のためにブログを書け」というお話がありましたら検討しますのでご連絡を(´ー`)ノ。つーか、うちの場合「お前に書かせたらもめごとが起こる」とか言われそうだけどな(´ー`)y-~~ ■ブログは企業の仕事になりつつある:デジタル「握手」? WSJ.com - Blogging Becomes

  • 「ブログの終わり」? それは「キャズム」を越え、一般化・大衆化によって薄まった時代の到来 [絵文録ことのは]2005/05/26

    最近、「ブログの終わり」という話がブログ界隈で盛り上がっている。4月末には「ブログブームの終わり」というタイトルの記事が象徴する「ブログの予想以上の内容の薄さ」が取りざたされた。そして、5月末、「ブログに魅力を感じなくなった」という「ブログの終焉」という話が「ブログの匿名・実名議論」と絡んで持ち出され、それは一方で「ネットって一時期飽きたりすることがあるんだよね」という話にもつながっている。 で、それで思い出したのは、1年半前――ちょうどココログが登場する前後だ――にブログ論壇界隈で話題になっていた「ブログとキャズム論」だった。あのころ、ブログは「一部の物好きのブームから、もっと広い層に受け入れられる“壁”(キャズム)を超えられるだろうか」ということが議題になるような段階だった。 それが、1年半を経て、ブログは一般化・大衆化した。ブログの濃度が保たれず、「ブーム」という段階を超えた。それが

  • あのころインターネットはアングラだった。ばるぼら『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』の感想と裏話[絵文録ことのは]2005/05/07

    あのころインターネットはアングラだった。ばるぼら『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』の感想と裏話 いよいよ待望のが出る。日のインターネットの歴史を、ネット内に漂う視点からまとめあげた初の、そして決定版ともいえる書籍――『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』だ。 ばるぼらという人は、常に時代の半周先を走っていて、しかも半周後ろをついていく我々の記録を記録し続ける人だという印象がある。時代がばるぼらに追いついたときには、彼はもう飽きてしまっていて、さっさと次のもので遊んでいる。たとえば、今の通称名「ばるぼら」のもとになった「ばるぼらアンテナ」は今のishinaoさんのblogmapはてなダイアリーの「注目URL」を先取りするものだった。 単に後ろを向いている歴史家ではない。自分自身が「これから来るもの」を先取りしておき、みんなが追いついてきたらそ

  • 「ハチの巣ブログ」と「群れブログ」――ブロゴスフィアにおける戦い【全訳】[絵文録ことのは]2005/02/19

    Tom Maguire氏のブログに掲載されたJustOneMinute: Battle For The Blogosphere:という記事が、一部ブロガーの間で話題となっている。 圏外からのひとこと(2005-02-17) むなぐるま: 論壇系ブログの方法分析:「カルト形成型」か「リンク・ハブ型」か [R30]: ネット右翼だって現実社会に戻ればリベラルでしょうが この記事が取り上げられたのは、2ちゃんねるでの抄訳がきっかけのようだが、原文に当たってみたところ、少々ニュアンスが違うように感じられる部分も多かったので、ひとまず全訳してみる。 ■ブロゴスフィアの戦い:左派ブログはいかにすればブロゴスフィアを勝ち取り、政党を復活させ、我が国を救うことができるか(そしてそうしないだろうという理由) 2005年2月15日 ブロゴスフィアにおける最近のドラマといえば、右派ブログがCNN取締役イーソン・

  • ネット世論・ネットのトレンドを生み出すアルファブロガー

    FPN - ニュースコミュニティ- 日のアルファーブロガーを探せ2004という企画が始まっている。アルファブロガーとは、ブログ界の世論に大きな影響力を与える少数のパワーブロガーのことのようである。 今回はブロゴスフィア(ブログ界)において影響力を持つ日のアルファブロガーについて考えてみたい。 ■アルファブロガーの定義について 上記「日のアルファブロガーを探せ2004」では、アルファブロガーの定義が「毎日20,000もの影響力のある読者に読まれている」ブロガーとされているが、出典となったNewsweekの記事によると少しニュアンスが違うようである。今回の記事の最後に全文を翻訳してみたが、それに基づいて定義し直してると、こうなるだろう。 あるブロガーが、ブログ界(ブロゴスフィア)における興味深い話題や興味深い人物を取り上げると、それは無名の状態から一気にブログ界のメジャーな話題に躍り出る

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