知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう 橋下弁護士がなぜ、光市母子殺人事件の弁護団を懲戒するよう煽ったのか、よく分からなかったが、「SAPIO」2007年6月27日号を見て、単に、注目を浴びるための手段でしかないことがよく分かり、悲しくなった。 上記SAPIOの記事は、「悪徳弁護士を一掃できない!自浄能力なき『弁護士会』は解散すべし」というタイトル。確かに、弁護士会に問題がないわけではない。弁護士の依頼者に対する立場から、金目当ての悪徳弁護士による被害は大きく、自浄能力がないという批判は、必ずしも間違っているとはいえない。しかし、問題は、ここで、彼がいう「悪徳弁護士」とは、何を指しているのか、だ。 第1に、彼は、これまでは経験ゼロの若造でも独立して法律事務所の看板を掲げればボロ儲けできたが、今後は、「実務経験がまったくないま
賃貸暮らしのわが家の地震対策【揺れから命を守る編】 以前のブログでも記載した、防災の優先順位に基づいて対策を進めています。まだ手をつけられていない部分もありますが、ある程度まとまってきたのでざっくりとご紹介していきます。 優先順位別に改善していっているため、今回は主に地震の揺れ対策がメインになります。…
最近の凶悪事件の中には、被疑者が中高年である場合がけっこうみられるような印象がある。もちろんこういうのは大方マスメディアの伝え方によって作られる印象なのであって、全体の傾向が実際にそうである保証はまったくないのだが、少なくとも世間の注目を集める状況にあるということはいえるのではないか。これまた印象論でしかないが、ニュースとかではこれらの事例について、個々の事情にまで入り込んでそれなりに突っ込んだ情報が伝えられているように思う。 で、気になったことが1つあった。もしこれらが若年者だったら、すぐにテレビやらゲームやらの影響とかが持ち出されたんだろうなぁ、というあたりだ。やれ「過保護に育てられた世代だから仮想と現実の区別がつかなくなっている」だの「なんでもネットやケータイですまそうとする現代のバーチャル社会の光と影」だの。この種の言論は、いざネットで探そうとしてみると検索上位にはなかなかひっかか
「荒らし」対策として、匿名での批判を禁ずる黒木ルールや、匿名のものは議論対象と見なさないという津村ルール。これらは「匿名」の定義に差はあれど、ネット上でのフェアな言論を保証するという観点からは尊重されるべきルールであろう。しかし黒木ルールには弱点がある。ekken氏が指摘する黒木ルールの弱点は以下の通りである(自覚のない荒らしにとって「黒木ルール」は全く非力です:ekken)。 黒木ルールでは「匿名でも有意義な情報(批判)は認められる」のだから、あらゆる匿名批判を無視するものではないわけでして、要するに古くから伝わる「荒らしへの対応方法=相手にしない」ということだと思います。これは自分の存在を明らかにして(恥をかく場所をもって)まで他者のサイトを荒らす人がいるはずが無い、という前提があるからこそ有効な決め事です。 「荒らし」の自覚がない人は、書き込んだコメントによって自分が恥をかくなんて事
注:過去のエントリです。思うところあってちょっとテスト。あとで種明かし。 先月、NTTドコモが「トウモロコシとケナフを原料にした携帯」を売り出しました。 「環境に優しい」ものだと思った方が多かったようで、たくさんのブログで、「これにします。」といった好意的な記述が多く見られました。 数年前「ケナフを利用した○○」なんていう製品が発表されると、賛同の声以外に、疑問の声もけっこう上がっていました。今回は悲しいことに、検索した限りではブログでの批判記事はゼロでした。ケナフ熱がさめて、同時に批判の声も聞こえなくなったからでしょうか、皮肉なものです。(検索から落ちている可能性もありますが) おっと、まずは元となる情報を。 http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0512/12/news059.html (IT media +D モバイル)『トウモロコシと
ふと検索結果を眺めていると、「パーソナライズ」の文字。ログインして使っているユーザーには「あなたのための検索結果ですよ」ときっちり明示してるんですね。全然気付かなかった……。 実際にログイン/非ログイン状態での検索結果を比較してみると、閲覧履歴があるものが強めに出ているのかなー、という感じ。今のところはそれ以上の重み付けは感じられませんが、この先Googleアカウントに紐付くあらゆる個人情報をベースに、私たちに対して全力で最高の検索結果を提供してくれるのでしょう。 ところで、ついに検索結果および順位に個人差がつくことになったのですが、「順位にこだわる」SEOの業者の方なんかは、どうするんでしょうか。もちろんパーソナライズドサーチの利用割合が低いうちは何の問題も起きないでしょうが、それがメインストリームになってしまった場合、「何位」なんていうロジックには何の意味もないことになります。 たとえ
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
via Digg TECH BLOG での「グーグルのトリック5」というまとめエントリで紹介されていた5つのうち、1番目のこれは知らなかった。(むりやり5つにした感があるので、後の4つはどうでもいいと思うけど) Googleの検索結果に、AdWordsが表示されなくなるというものだ。 http://www.google.co.jp/search?output=googleabout で開く、広告の出ないGoogle なんか色も青じゃなくて茶色になってるし。output=googleabout というパラメータを追加すると、こうなるらしい。 例: Googleで広告を出さずに「アルファブロガー」を検索 なんのために存在するのか… 適度な広告は有用だと思うけどね。 [参考] この output=googleabout 、日本語以外でもあまり情報ないけれど、古いのだとseopedia.orgのこ
松尾匡のページ 07年1月26日 ガチウヨ世代のソ連イメージ 僕の経験からすると、手のつけられないウヨの学生というのは、今の20代後半から30歳すぎぐらいに多かったような気がする。おそらくこの世代がネット右翼などの中核部隊をなしていると思われる。もちろん、正反対の、今まちでNPOなどの活動を支えている中心的な若い人達もこの世代なのだけど。 でも、僕が講義などで学生から感じる右翼的な反発みたいなものは、ここ数年は劇的に少なくなっていると感じる。何かしらその点での世代の変化がある。いったい今の20代後半から30歳すぎの世代というのは、何か特別なことがあったのだろうか。 たしかに小林『戦争論』の影響が一番大きかった世代だし、彼らの学生時代は「つくる会」も一枚岩だった。それは大きな要因だろう。しかし、それ以外にもうひとつ、決定的に大きな原因だとにらんでいるものがある。 それは
一連の「経済・生産性論争」を観ての「感想」です。 一言でいうと、タイトルのような間違いというかあるいは意図的な混同が議論を迷走させている感じ。 経済学によらず、物理でも生物でもそうですが、ある「科学モデル」について説明するとき、そのモデルが最もうまく機能する「系(=条件の集まり)」を仮定します。 これを「理想系」といいます。 勘違い君が作ってくれたグラフだとか、こちらで「仮定」されている条件などがそれにあたりますね。 「理想系」内では、当然ながらモデルがうまく機能します。そりゃそうです。そのような系を作ったんだもの。 つまりこれは「現実の世界」を反映したものではなくて、「こういうリクツもありえますよ」、とプレゼンするための「お話」なのです。 これに対して現実世界に起こった出来事「現実系」を解析する場合には、モデル通りには行きません。なんせノイズ満載ですから。 かろうじて、実験できる系の場合
おそらくマスメディアとその受け手の関係はこの図のような感じ(ただテレビ・ラジオなどではお金の部分が意識されにくくなっている。)で意識されています。 今回は「現在のブログ界隈ではこんなことにはなってないけど、いずれはそうなるだろうね」というお話。 テレビ番組の捏造とそれを暴く報道、という「お話」 視聴者はいつもマスメディアに期待をしている。 視聴者はメディアに 面白いお話をしてほしい(不健康→健康のすごいストーリーを作って欲しい) という期待をしていて、それは うまい具合に欺してほしい というのと同義と考えていい。「欺す」というとあまりいい意味合いに聞こえないけど、「耳によく入るような話を聞かせてほしい」ということはそういった要求を自ずと含めている。「わかりやすくするためなら、少しぐらいは作ってもいい」って感じで。マスメディアの視聴者は「なるほど。わかった」と思いたいのであり、「わからない。
少ないサンプル数のデータから、そのバラつきが有意な変化を示すものなのかどうか、直感的に把握するために棒グラフは適している。その場合、波線省略をしてはいけない。面積や高さの比によって把握するからだ。 「増加傾向はまぎれもない真実」と思った人達は、まさに、波線省略されたNHKの棒グラフ(下の図)を見たからこそ、「増加傾向」を直感的に感じたのじゃないのか。 「波線だって入っている」「読み手のリテラシーで理解するべきものだ」と言うような人たちが、自分自身の直感が狂わされていることに気づかない。 他に、NHKの制作現場の関係者をうかがわせる人(高校講座の情報Aの制作関係者?)からのコメントもあった。 身内がつるし上げられてるので、今日は(も?)こっちも大人げないモードで。 おお、高校講座がはてぶに載る日が来るなんて。 bm自身は地理には直接関わってないけど、ちょっとびっくり。 情報Aもどうぞよろしく
Toytools Gravity Desktop。 重力デスクトップを作ってみました。 デモです ニコニコ版: http://www.nicovideo.jp/watc Toytools Gravity Desktop。 重力デスクトップを作ってみました。 デモです ニコニコ版: http://www.nicovideo.jp/watch/sm4566797 ブログ: http://d.hatena.ne.jp/toytools/ BGM: http://wacca.fm/m/14581 歌:唄華ツカサ作詞・作曲:新谷佳希 ■次の作品「空間ファイル共有」 http://jp.youtube.com/watch?v=ndEBDNku9GM (続き) (一部表示)
毎日新聞連載「ネット君臨」で考える取材の可視化問題 を読んだ。はてブでも例によって[これはひどい]タグがいっぱいついている。義憤にかられる人がなるほど沢山うまれそうな記事だ。思いっきり「物語」を用意し「取材」という名で失言を誘って記事を仕上げ追究されれば「見解の相違」で逃げ切る、という余りにも無責任なやり口! そんなわけで前半を読んだ時は私も「毎日新聞=既存メディア=横暴」という図式をしっかり心に刻みつけそうになった。 が。 後半を読んでいきなりその気分は急速にしぼむことになる。 前半を受けて「取材の可視化」というタイトルにある視点を持ち出した佐々木氏は、その可視化が無いメディアが滅びつつあり、ネットという「可視化」されたメディアの意見が世論となるという持論を展開し始めるのだが… ターニングポイントは一昨年の郵政解散、そして昨年のライブドア事件あたりにあったように私は感じている。どちらの件
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