2013年05月03日05:05 『体罰の社会史』が復活 永らく絶版となっていた江森一郎『体罰の社会史』が、新装版となって復刊したそうです。 6年前に拙著『戦前の少年犯罪』で、ことさら書名を掲げて推しておいたのも、埋もれていたこの書が陽の目を見たらいいなと思っていたからで、まことにめでたいことです。 江戸時代以前についてはこの書はじつによく調べてあって、欧米や中国とは違って体罰を良しとしない日本の正しい伝統を一望するのにすこぶる便利です。しかし、明治以降については心許なく、最近の誤った観念に囚われているところがあります。 明治以降については、このブログの「戦前は学校でも軍隊でも体罰が絶対禁止だった」や、「美しい日本を取り戻しましょう」、「戦前の体罰論」、また『戦前の少年犯罪』を参照していただければ。 このあたり、学者がちゃんとまとめたような本を出す動きはないですかね。そもそも、判ってる人は
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