選挙を支えたボランティアたちと記念撮影する山本太郎議員。=2日、午前9時30分頃、国会議事堂正門前 写真:山田旬= 参院選挙後初となる臨時国会がきょう召集され、新人議員たちが初登院した。午前8時、正門が開くと三々五々、議事堂に向かう緩やかなスロープを上って行った。議員バッジがまだ胸になじんでいないことがフレッシュさを感じさせる。 50人近い報道陣が正門の内側で待ち構えた。筆者と山田カメラマンは国会記者クラブ員ではないため、別途登録手続きをし、入構した。 マスコミが集中したのは、ある2人の新人議員だった。自民党の渡辺美樹議員と無所属の山本太郎議員だ。 8時30分、渡辺氏が正門前に姿を現すとカメラマンとリポーターが取り囲んだ。「おめでとうございます」と最敬礼するワイドショーのリポーター。「今のお気持ちは?」と満面の笑みを浮かべる女性キャスター。 彼らがすり寄るのは、渡辺氏が与党議員だからだろう
考えてみれば不思議です。日本でのキャリアはともかく、アメリカではヤンキース一筋というわけではありませんでした。ヤンキースの後、エンゼルス、アスレチックス、レイズと複数の球団を渡り歩いて引退したのであって、松井氏は引退の時点ではヤンキースのメンバーではなかったのです。 にもかかわらず、7月28日の日曜日、ニューヨーク・ヤンキースは松井氏と「ワンデイ・コントラクト」つまり一日だけの契約を交わすと共に、ヤンキースタジアムに登場して「引退セレモニー」を行いました。球団は、この日のことを相当に前に決定していたようで、「7月28日に球場に行くと、ヒデキ・マツイの首振り人形がもらえる」というキャンペーンについては、シーズンの相当初期に発表していたのです。 ヤンキースの独占中継局であるYESネットワークによれば、合同記者会見の席上で、ブライアン・キャッシュマンGM(ゼネラルマネジャー)が挨拶をしたのと同時
紙面で読む外山恒一さん。「ツアー中、所持金が1円になってカンパを募ったら、アベシンゾウやジミントウの偽名で振り込まれました」=麻生健撮影 覚えてますか。2007年の東京都知事選。石原慎太郎氏3選が確実視されるシラけた空気の中、政見放送で「外山恒一にやけっぱちの一票を! じゃなきゃ投票なんか行くな! どうせ選挙じゃ何も変わらないんだよ!」と訴え、世間を驚かせ笑わせたあの人を。あれから6年。盛り上がらない参院選のさなか、彼は日本を縦断… 続きを読む最新トップニュースこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら関連記事映画「立候補」が映し出すもの6/25映画「立候補」が映し出すもの なぜ彼は負けても負けても選挙に出るのか6/25レコメンドシステムによる自動選択※有料記事の一部を自動で取り
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1983年7月15日に任天堂ファミリーコンピュータが発売されて30周年になります。それ以前にもテレビゲームは存在しましたが、「ファミコン」はコントロールパッドが付いた形の定番ハードの基礎になりました。30周年にちなんで現在のフラッグシップ機である「Wii U」向けに懐かしのコンテンツを30円で配信するキャンペーン中の任天堂は、当のWii Uが不振で2期連続の営業赤字になっています。かつて一世を風靡したゲームメーカーが勢いを失いつつある現代、若者達はテレビゲームについてどう考えているのでしょうか。テレビゲームブームの渦中に生まれた大学生、そして現役の小学生と考えてみました。 ◆ファミコン以前と以後の感覚それまでゲームセンターや喫茶店でやるのが普通だったコンピューターゲームが、家庭に入り込んできたことはゲームをする少年少女だけでなく、大人達にとっても衝撃を持って迎えられました。しかし、それと同
2012年2月に、フロリダ州サンフォード町で発生した銃撃事件は、発生直後から全国的に大きく取り上げられてきました。被害者はトレイボン・マーティン君という17歳の黒人の少年で、銃撃したのはジョージ・ジマーマンという現在29歳の若者です。このジマーマンという青年は、住宅地の「自警ボランティア」をしていました。 事件は午後7時過ぎに、フードをかぶって歩いていたマーティン君に対して、ジマーマンがおそらくは「コイツは怪しい」と思った、あるいは自警ボランティアの「職務に忠実であろうとした」ために、マーティンに対して「つきまとい」的な行動をしたようです。 そのジマーマンの行動をおそらくは不快に思ったマーティン君と、ジマーマンはやがて「取っ組み合いのケンカ」に至り、ジマーマンは武装していなかったマーティン君を射殺してしまいました。こうした事件の場合には、フロリダ州では「正当防衛法(スタンド・オン・ユア・グ
1948年三重県生まれ。京都大学を卒業後、1972年に日本生命保険相互会社に入社。企画部や財務企画部にて経営企画を担当するとともに、生命保険協会の初代財務企画専門委員長として、金融制度改革・保険業法の改正に従事する。ロンドン現地法人社長、国際業務部長などを経て、同社を退職。2006年に生命保険準備会社を設立し、代表取締役社長に就任。2008年の生命保険業免許取得に伴い、ライフネット生命保険株式会社を開業。社長、会長を10年務めたのち、2018年より立命館アジア太平洋大学(APU)学長。2024年より現職。 出口治明の提言:日本の優先順位 東日本大地震による被害は未曾有のものであり、日本はいま戦後最大の試練を迎えている。被災した人の生活、原発事故への対応、電力不足への対応……。これら社会全体としてやるべき課題は山積だ。この状況下で、いま何を優先すべきか。ライフネット生命の会長兼CEOであり、
71歳の男性が「NHKは放送で外国語を使いすぎる」ために「精神的苦痛を受けた」として「141万円の慰謝料」請求の訴訟を起こしたそうです。この男性は「公共性の高いNHKが日本語を軽視」しているとして、具体的には「『リスク』や『ケア』など、外国語を使わなくても表現できる言葉」を多用していることを問題視しているようです。 この主張ですが、一番の問題は現代の日本社会が、どうして「リスク」とか「ケア」という英語由来のカタカナ語彙を使わなくてはならないのかということを、全く理解していないということです。というのは、どちらも「適切な漢語も和語もない」ので仕方なく使っているという「純粋日本語的な事情」があるからです。 例えば「リスク」を「危険」という「普通の漢語」にしてみましょう。そうすると、金融商品などの場合は「元本割れの危険のある商品」になりますし、企業経営の場合は「商品寿命短命化の危険を冒した新しい
巨大なお世話だ、という感じ。 「最終的に日本も」「家族制度が崩れる」 米最高裁の同性婚支持判決に国内は賛否 2013.6.28 00:00 同性婚の権利を支持する米連邦最高裁の判決。日本の同姓カップルの人々やその関係者は、どう捉えているのか。 「うれしいし、最終的に日本も米国と同じようになるのが目標」と話すのは、同性愛者であることを公表している民主党の尾辻かな子参院議員(38)の母で、性的少数者を支援するNPO法人「LGBTの家族と友人をつなぐ会」の理事長でもある尾辻孝子さん(68)だ。日本の同性カップルの中には、法的に同性婚を認めているカナダに渡航、結婚証明書をもらう人々もいる。孝子さんは「単なる紙切れかもしれないが、2人にとっては愛の誓い」と説明する。 東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)は園内や直営ホテルなどでの同姓カップルの結婚式を公式に認めている。今年3月にディズニーシーで式を
国連の委員会で、日本の人権人道担当大使が英語で「ご静粛に」と言うつもりが表現力の不足のためか、公の席では普通は使わないような汚い表現をしたというニュースがありました。この問題に関しては、色々な角度からの評論がされているようですが、私には「日本語では暴言に対するタブー意識が少ない」という問題があるように思われます。 この「大使」が暴言を吐いたという事件そのものよりも、この事件のインパクトが余り日本では広がらなかったことが気になります。例えば、事件が起きてから、新聞やTVなど全国的なメディアが取り上げるまで半月近くかかっています。その背景には、外務省の記者クラブの構造もあるのでしょうが、この問題、つまり「暴言」というのは反社会的な行為だということが、伝わりにくいカルチャーがあるのだと思います。 それにしても、日本というのは暴言に甘い社会だと思います。 例えば、現在問題になっている在日韓国人・朝
5月29日、自民・公明・日本維新の会の3党が児童ポルノ禁止法改正案を国会に提出した。そのポイントは、児童ポルノの「単純所持の禁止」が追加されたことだ。もし改正案が成立すれば、どのような事態が起こり得るのか。 例えば、「単純所持の禁止」を謳(うた)う以上、18歳未満のアイドルの水着グラビアが掲載されている写真を持っているだけでも逮捕される可能性も否定はできない。また、イヤなヤツを陥れようとしたら、そうした画像をカバンの中やノートパソコンに仕込んでおくだけで犯罪者に仕立てあげることができる。 いくらなんでも、そんなバカなことは起こらないと思うだろう。実際、今回の改正案には、注意事項として「本来の目的(性的搾取、性的虐待から児童を守る)を逸脱して他の目的のためにこれを濫用するようなことがあってはならない」と書かれてある。つまり、法律上では前述したような例で逮捕されることはないのだ。 だが、児童ポ
東京地検は5月29日、伊勢神宮の爆破予告などの2件で、片山祐輔氏を起訴。これで、起訴事件は7件となった。すでに、公判前整理手続きが始まっているが、検察側は今なお、事件と片山氏を結びつける主張をせず、「罪証隠滅のおそれ」があるとして、肝心の証拠の開示に応じていない。裁判所もこの事態を「異常、異例」と言ったものの、弁護側の主張は聞き入れず、検察に証拠開示を働きかけるなどの様子はうかがえない。 片山氏の逮捕以後、裁判所は一貫して検察側の主張を受け入れてきた。弁護側は、何度も片山氏の勾留決定に対する異議申し立てをしてきたが、裁判所は「罪証を隠滅すると疑うに足りる相当な理由がある」「逃亡すると疑うに足りる相当な理由」があるなどとして認めなかった。さらに、裁判所によって、片山氏が弁護士以外とは面会できない接見禁止の指定がなされた。弁護人が、母親との面会を認めるように求めたが、検察側はそれが「罪証隠滅」
〈本の紹介〉辺見庸著「国家、人間、あるいは狂気についてのノート」を読む/ 河津聖恵 2013年04月16日 16:06 文化・歴史 「内面化された『私達のファシズム』」をあぶり出す」 大震災以後この国では、表層と深層、国家と人間、身体と心、言葉と意味の乖離が、もはや止めようもなく進行している。深層が表層を突き破り、新たな災厄や戦争が始まる予感がする。前兆はどこにあるか。破滅を食い止めるために何が出来るか。私達は今を覆う明るい闇に眼をこらし「暗順応」し、「正気」を装う「狂気」を「視かえし」、実相を突きつけていかなくてはならない。本著は今なお見者たらんとする者に、「じっと視かえす」位置と方途を、魂を抉るように指し示してくれる。 冒頭で、メディアが総力をあげて隠す「日本的情念の古層」が指摘される。情念の発動には、恐怖と快楽の脳内回路の短絡が関わる。二.二六事件の首謀者が「あの快感は恐らく人生至上
中野通りで先日、ウオーキング花見と洒落てみたが、以前の濃密さは感じなかった。梶井基次郎や坂口安吾の小説、井上陽水やイエロー・モンキーの曲に、桜は狂気の象徴として描かれていたが、東日本大震災後、空気は変わる。狂気は既に社会に蔓延し、正気を駆逐する勢いだ。 なんて偉そうに書いてみたが、狂いつつあるのは、社会ではなく俺の方かもしれない。淡々と伝えられるニュースに違和感を覚える〝孤独な狂者〟の拠りどころは、2月に発刊された辺見庸の「国家、人間 あるいは狂気についてのノート」である。 メーンに据えられた鵜飼哲との対談を読み解くためのテキストとして、既出の評論、詩文集「生首」と「眼の海」からの抜粋に書き下ろしを加え、再構成する形を採っている。テーマは多岐にわたるが、咀嚼できていない辺見の言葉を書き散らすのは無意味だ。当稿では自分の経験や感覚に照らす形で、狂気について記すことにする。 まずは、俺が<社会
深尾葉子著『日本の男を喰らい尽くすタガメ女の正体』(講談社+α新書)は既に騒然たる反響を呼んでいる。その出版前後のツイッター上の騒動については以下をご覧いただきたい。 出版前 http://togetter.com/li/491036 出版直後 http://togetter.com/li/492269 同書については既に、ながたかずひさ氏による書評が出ている。 http://rakken.sblo.jp/article/65710385.html これつづいて、法社会学者の福井康太・大阪大学大学院法学研究科教授の書評が出た。深尾氏への手紙の形式をとっているが、公表を前提に書かれたもので、福井教授の許可を得てここに掲載する。 ===== 深尾先生 福井です。『日本の男を喰らい尽くすタガメ女の正体』(講談社+α新書)[以下タガメ本]を一気に読み上げました。タガメ本は、「タガメ女」というキーワ
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