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ブックマーク / kirisakineko.hatenadiary.org (17)

  • 2008-03-04

    ひょんなことからヤクザ「花園組」の親分の娘と関わることになった大学生・翔太郎。 妹の病状悪化に涙する絵里香に翔太郎は言う…「俺がおまえを誘拐してやろうか?」 下関と門司港──関門海峡を舞台に繰り広げられるドタバタ誘拐ミステリー。 東川作品ではおなじみの脱力系なかけあいは作も健在。 九州弁を使う奴がいたり、地方色がよく出ているのも作品のとぼけた味わいを深めている。 もちろん広島カープネタもあるでよ。 ヒロインに手を出そうとしてはあっさりかわされる翔太郎の三枚目っぷりが善き哉。 もう一人の主役・皐月のパートでは、花園組の連中の間の抜けたキャラクタっぷりが楽しい。 娘を溺愛するパパ・花園周五郎の脳内イメージが瀬戸豪三郎*1になってしまったワタクシ、随所で噴き出しまくりですよ! いや、「瀬戸の花嫁」好きなミステリ読みならきっとわかってくれるはずw。 狂言誘拐を図る側と身代金を払う側、二つの視点と

    2008-03-04
    umikawauso
    umikawauso 2008/03/09
    瀬戸の花嫁は読んでないけど、とぼけた味わいのミステリということで気になります。
  • 「とある魔術の禁書目録」ファンは「笑傲江湖」を読め! - 鍵の壊れた部屋で見る夢

    鹿島はるみは、ある日突然ウィザード仲間から追われる身となった。 世界を規定し、常識を変革する者──《裁定者》の力を秘めた少女の運命は…。 リプレイ「幼年期の終わり」他、《世界の守護者》アンゼロット率いる精鋭ウィザード部隊《ロンギヌス》や裏界の魔王たちの設定資料を収録した一冊。 魔王級エミュレーターは例外なく美少女/美女な外見であるという世界観は素晴らしいなあと改めて思ったりw 「幼年期の終わり」のGMを務めているのは”かわたな”氏。 きくたけ氏がプレイヤーにまわっているというので、どんなケッタイなPCが出てくるのかと期待したら……仮面の人造人間・ロンギヌスOO(ダブルオー)自爆機能付き! あははは、グィード・ボルシアといい、ナイトメアといい、こういうイロモノが大手を振って活躍できるのが「ナイトウィザード」の良いところでありますなー(←だいぶ毒されてきた)。 メイド喫茶なイベントもなかなか楽

    「とある魔術の禁書目録」ファンは「笑傲江湖」を読め! - 鍵の壊れた部屋で見る夢
    umikawauso
    umikawauso 2008/01/14
    分かり合えそうにない。令×田だと思う。 ……巻を追えば変わるのかな?
  • 2007-07-01

    一門を壊滅させた青城派に復讐を誓う若者・林平之。 悪漢にとらわれた少女を救うため命をかける好漢・令狐冲。 衡山城に武林各派が集い──かくて大活劇の幕が上がる。 跳訳(武侠小説)な「武林クロスロード」が楽しかったのと(感想はこちら) 文庫化された「秘曲 笑傲江湖」の評判に後押しされて、はじめての金庸しました。 馴染みの薄い中国名がずらりと並び、武侠関連な専門用語がぽんぽん出てくるあたりに若干の敷居の高さを感じるものの、そこさえ慣れてしまえば後は一気呵成。 主人公格のふたりをはじめとして、健気な美少女僧におっかない女傑さま、色魔、チビ道士、などなど、一癖も二癖もあるキャラクターが大挙登場。 青城派の陰謀、林平之の受難と成長、令狐冲の奮闘、儀琳の可憐な乙女っぷりに武林各派の対立と分裂!? と……あまりの面白さにやめられないとまらない。 なるほど、これは確かにイラストつければ超一級品のライトノベル

    2007-07-01
    umikawauso
    umikawauso 2007/07/03
    そこまで敷居は高くないのかも~。
  • 2007-04-01

    企画「電撃AprilFool」を入手。それと作家さんイベントの「ファンの集い」を観覧してきました。 イベントの方はぐだぐだ。作家センセイたちを拝見出来たこと以外には特筆すべき点は無し。 岩田洋季さんが華奢でかわいい感じの男の子だったのが印象的。おかゆさんはホント素晴らしいいじられキャラですね。 ちなみに我々イベント前にUDEX内の喫茶店で有沢まみず氏とニアミスしていた模様。 「電撃AprilFool」の方は……「護くん」と「れでぃ×ばと」の乳出しイラストに水着ホロのインパクトが吹っ飛びました。 オフィシャルでここまで許すとは、さすが電撃。 ひとりっこの少女の元に届いた天使からのプレゼント。それは何と妹だった!? 突然はじまった姉妹のラブラブ同居生活。でもそれは期間限定で…。 第1回ライトノベルファンパーティー新人賞《大賞》受賞作。 夢をかなえるために肩肘はって頑張っていたヒロイン。 甘え

    2007-04-01
    umikawauso
    umikawauso 2007/04/01
    さっそく本屋で探さなきゃ~
  • 鍵の壊れた部屋で見る夢:富士ミス四大青春小説

    先日の「遠く6マイルの彼女」感想において富士ミス四大青春小説なる惹句をくっつけてみたらdeltazuluさんが反応してくれたので、改めてその四作品を紹介してみようと思った次第。 ニライカナイをさがして (富士見ミステリー文庫) 作者: 葉山透,山都エンヂ出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2005/12/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 40回この商品を含むブログ (71件) を見る 葉山透「ニライカナイをさがして」 空港近くのコーヒーショップで出会った女の子は人気アイドル。なりゆきで沖縄へ飛んでしまった二人は、旅の中で何を見つけ、何を想うのか…。ド直球にもほどがある青春ロードムービー風なお話。なんといってもヒロインの梨花が魅力的に描かれているのがポイント高い。 遠く6マイルの彼女 (富士見ミステリー文庫) 作者: ヤマグチノボル,松規之出版社/メーカー: 富士見書房発売

    鍵の壊れた部屋で見る夢:富士ミス四大青春小説
    umikawauso
    umikawauso 2007/02/27
    富士ミス四大青春小説
  • 2006-09-11

    混沌の王国ファンドリアを舞台にしたダークファンタジー。 頭脳明晰で冷酷非情なダークエルフの女性*1ベラが主人公。 周囲のすべてを冷静に見据え、裏切りも殺人も、時には友を手にかけることすらいとわない。 そんな非情なベラではあるが、心情描写を極力抑えることで”謎多きヒロイン”として実に魅力的に描かれている。 読み手にすら窺い知ることの出来ないベラの心の当のところ。 かつての友に刃を振るうとき、彼女は一体何を思ったか。いやあ、ゾクゾクしちゃうなあ。 純粋にベラを慕う青年アマデオに対してだけはほんのかすかな親愛の情を垣間見せたりもするんだけど…。ふふふふふ。 悪党どもによる虚々実々の駆け引き。非情な物語の先に待ち受けるものは、…何だろうなあ。 数あるソードワールド小説の中でも最高傑作になりえそうな予感。続きにも超期待。 それから、椎名優の手によるソードワールドという点でビジュアル面でも見所満載。

    2006-09-11
    umikawauso
    umikawauso 2007/02/22
    二巻はさらに良いらしい。
  • 2007-02-09

    浮気調査にあたっていたメグが巻き込まれることになった不可解な事件。絞殺した女性の周囲にクリスマスローズを撒き散らす連続殺人事件との関連は…。 吸血鬼の存在が公に認められた世界。彼らの多くは政府によって保護・管理された村──Vヴィレッジで安楽に過ごしていたが、村を離れ、人の社会の中で仕事をし生活している吸血鬼たちも中にはいた。編の主役、探偵業を営んでいるメグもその一人。 探偵も刑事も吸血鬼。「BLACK BLOOD BROTHERS」でコージーミステリやったような話です。たぶん*1。 事件の中にばら撒かれた些細なヒントから真相を導き出していく手管が丁寧でよろしい。吸血鬼設定がきちんと展開に生かされてるのも◎。ライトな異世界格のお手にしたいくらいの一品。 こういうの富士ミスで誰か*2書いてくれないかなあ。 感想:「Vヴィレッジの殺人」 クリスマスローズの殺人 (祥伝社文庫) 作者: 柴田

    2007-02-09
    umikawauso
    umikawauso 2007/02/10
    ライトなミステリで、なかなか面白そう。
  • 2007-01-21

    とある屋敷を舞台に紡がれる愛と狂気の物語。人形作家である主人に想いを寄せるメイドの少女・シャーロットが見たものは…。 第6回富士見ヤングミステリー大賞《佳作》受賞作。 ゴシックホラーなストーリーにミステリ仕立ての構成。これまでの富士ミス大賞作品群の中でも一・二を争うといってよい完成度に感嘆。 雰囲気はしっかり出てるし、意外性と悪意に満ちた物語はゴシックホラーとしてもミステリとしてもそれなりに読み応えあり。非常に面白かった。 ある意味では実に富士見ミステリー文庫らしくもあり別の意味では全然らしくない逸品。 山ケイジ氏のやわらかい絵柄が作品のダークな展開とおもいきりミスマッチなのは正直どうかと思うのだけど、じゃあ誰のイラストをつければいいかというと悩むなあ、うーん……納都花丸? まあ、可愛らしいメイドさんの表紙に騙されて手にとってみるのも一興、一驚。 かの貴婦人もこう言うに違いない。「貴子潤

    2007-01-21
  • 2006-11-05

    転校早々、美人の先輩に呼び出された耕太。 突然の告白に驚くが…、彼女は実は化け狐だったのです。 各所でエロだの、おっぱいだの、これはどこの美少女文庫だのとうるさいので読んでみることにしました。 びょ、描写がエロいですな。 耕太がちずるに迫られる展開の序盤、行為の内容そのものは大したものではないのに、文章から何とも妖しげな艶っぽさが醸し出されていて、素晴らしい。 正直感動した。いやだって、ジュブナイルポルノでもこれだけの雰囲気出せない作家いるし。美少女文庫に欲しい逸材だなあと半ば気で思ったりして。 狐以外にもいろんな妖怪さんがいて人外スキーとしてはなかなか楽しい学園コメディでありました。 わりとおバカなヒロインも好きー。 これはシリーズ追うことにいたしましょうかね。 かのこん (MF文庫J) 作者: 西野かつみ,狐印出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2005/10メディア:

    2006-11-05
  • 2006-12-04

    天使が開けた密室 (創元推理文庫) 作者: 谷原秋桜子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/11/30メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 31回この商品を含むブログ (105件) を見る富士見ミステリー文庫から刊行されていたシリーズが創元推理文庫にて復刊。 表紙イラストにミギー氏を起用してくるとは、結構冒険してきたなあ。 パステルカラーの絵とピンクのオビが可愛らしいこと。これはどこの創元ラノベ文庫ですかw ちなみに富士ミスの頃は↓な表紙でした。絵師はまりお金田。 わたしはもちろん富士ミス版を持っているのだけど、改稿に加えて文庫未収録だった短編「たった、二十九分の誘拐」まで併録されてるとなれば、創元版も入手しておかねばなりますまい。 解説によると、次巻「龍の館の秘密」には未発表短編を併録、さらに第三巻(新作)も刊行予定とのこと。 わーん、続きはもう読めないと諦めていたシリー

    2006-12-04
  • 鍵の壊れた部屋で見る夢 - ライトノベルの呼び声

    文芸部のポストに投函された謎の紙片。二重人格のように振舞う少女が背負った過酷な運命は…。 物語をべちゃうくらいに愛している”文学少女”天野遠子のシリーズ2作目。 ビターテイストなんて表現じゃとても収まりきらない凄絶で狂おしい愛の物語に半ば圧倒されつつ読了。 下敷きにしている作品があるとはいえ、この救いのない展開をしかと書ききった作者には賞賛をおくりたい。素晴らしかった。 ポスト桜庭一樹、「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」の次を探している人は、ぜひとも読みましょう。 深くて重くて残酷な筋、および主人公・心葉くんが抱える苦しい想いが切々と描かれていくなかで、 コミカルな部分を一手に引き受ける遠子先輩の存在に読み手が安らぎを覚えてしまうのもむべなるかな。 これは確かに萌えるよ、うんうん。 ぼくは天邪鬼なので心葉くんにラブなんだけどな。 ”文学少女”と飢え渇く幽霊 (ファミ通文庫) 作者: 野村

    鍵の壊れた部屋で見る夢 - ライトノベルの呼び声
    umikawauso
    umikawauso 2006/12/03
    さてマスターは誰なんでしょう。
  • 2005-06-05

    異世界”アンダカ”の生物をこちらの世界に召喚する術である『怪造』。 空井伊依は、怪造生物と人間が仲良く共存できる世界を夢見て、怪造学の道に進もうとしていた…。 『怪造』学というものが存在する世界における、1人の心優しき少女の夢と努力と試練の物語。 「狂乱家族日記」とは違い、書くべきことをきちんと書いてあって、シリーズの1作目としても1の長編としても過不足のない出来。完成度は高い。 うーん、こうして物語を綺麗にまとめる力はあるはずなのに、「狂乱家族日記」は何故あんな粗削りな話になってるんだろう? レーベルの編集方針の差なのかなあ。それとも意図して作風に変化をつけようとしたのか。 この2作品、もし作者名隠されて読んだら同じ人が書いたとは全然気付かなかったかも…。 『怪造』と異世界・アンダカと怪造生物の概念はわかりやすく描かれていて設定も結構面白い。 怪造生物にはさしてオリジナリティはないのだ

    2005-06-05
    umikawauso
    umikawauso 2006/11/22
    「”緩い”空気感をどこかで入れておけば、バカ騒ぎの面白さや優歌の話も随分ひきたってくると思うんだけどなあ。」
  • 2006-11-06

    詐欺師まがいの機転と演技力を買われ”若き億万長者”を装う羽目になったバニー。 その計画の目的は娘役の少女・リリアンをテロリストどもに誘拐させること…!? 笑えて、ハラハラドキドキ出来て、読後感はすっきり爽やか。クライム・コメディの傑作という噂に違わぬ一品でした。 愉快な登場人物たちとテンポのいい展開が◎。 特に主人公バニーのお調子者っぷりと口八丁で相手を出し抜こうとするキャラクタが素晴らしい。 家族を装って日々を過ごすうちに次第に親愛の情がわいてきて、しまいには娘のために命を賭けるバニー。 これ、ハリウッド映画になってたりしないのかな? 映画版あるならぜひ観たい。 あと、思ったよりもリリアンの見せ場が少なかったのはちょっと残念。 九歳の少女が周囲の大人を振り回しまくる展開*1を期待してたのになあ。 リリアンと悪党ども (角川文庫) 作者: トニーケンリック,Tony Kenrick,上田公

    2006-11-06
  • 2006-02-17

    家族がほしいという男の子の願いを叶えるため見習いサンタのお姉さんが”姉”になってくれてクリスマスまでの同居生活〜。サンタクロース姉ラブコメディ!? 季節ものかよーということで発売当初はスルーしちゃってたんだけど、「現代ジュブナイルポルノ88冊?」で堂々のベスト5にあげられていて、とりあえず読んでおくかーと手にとってみたらば、高評価も納得の一冊。これは良作ですなっ。 ドジっ娘で泣き虫で家事も全然出来ないくせに「でもわたしは君のお姉さんなんだからねっ」と年上ぶろうとするエイミー嬢のドタバタっぷりがやたら楽しい。 ヒロインはかわいいし、期間限定の同居生活という設定をうまいこといかしたストーリー展開も上々。ラブコメとしての出来はかなり良い。 エッチシーンもヒロインのキャラクタが存分に出ていて面白かった。 あと、服は脱いでも赤いサンタ帽ははずさない!というあたりに作者のこだわりを見た。 美少女文庫読

    2006-02-17
    umikawauso
    umikawauso 2006/11/11
    「服は脱いでも赤いサンタ帽ははずさない!というあたりに作者のこだわりを見た。」
  • 2006-10-14

    不死者の1人・ヒューイの動向を探るべくアルカトラズへと放り込まれたフィーロ。 そこには殺人狂ラッド・ルッソやなぜかアイザックまでもが居合わせており…。 ほほう、禁酒法が終焉したのか。 おもいきり話の前半戦で終わってて、今回のクライマックス(になるはず)の対決もなぜか次回に持ち越しになってるので、評価は「娑婆編」まで保留。 話のメインにすえるキャラがいくらか入れ替わってるくらいで、やってることが今までとたいして変わってないのがこのシリーズの良い点でもあり弱点でもあるというか、 結局「1931は傑作だったけど、それ以降は”そこそこ面白い”レベルだよね」で今回も終わっちゃいそうな予感。 不死者とか超人ばかり出てくるせいで、強さのランクとかもうさっぱり興味持てないしな。 あと、ラストでのアイザックたちに「なんでやねん」と思わずツッコミをいれた人ー。はーい。 シリーズ感想: バッカーノ!、 1931

    2006-10-14
    umikawauso
    umikawauso 2006/10/18
    「評価は「娑婆編」まで保留」
  • 2006-10-10

    行商人ロレンスと狼の化身ホロの愛の道中を描くエコノミカルファンタジー3さつめ。 ホロに惚れてしまった若い商人が登場。ロレンスとホロに破局の危機が!? 恋の鞘当てや痴話喧嘩すらも支倉凍砂の手にかかれば商売話へ展開させるための導線に早変わり。 市場で高騰する石を巡っての商人たちの熱気のこもった駆け引き。 今はもうPCとインターネットを使ったデイトレードの時代だけど、大昔の取引相場とかこんな感じだったんだろうなあ。 じりじりと追い詰められていくロレンスの心理描写に手に汗握る。いやあ、怖い、怖い。 これまで旅を供にし、浅からぬ情と縁が出来たとはいえ、ロレンスとホロの間にはまだまだ隙があって、そこを突かれたというか、 でも今回みたいなことがあるんならお前らいい加減くっついちまえ大人なんだから! と思ったり思わなかったり。 情けないながらもホロと共にいたいがために駆けずり回るロレンスの姿…。愛だねえ。

    2006-10-10
    umikawauso
    umikawauso 2006/10/17
    「恋の鞘当てや痴話喧嘩すらも支倉凍砂の手にかかれば商売話へ展開させるための導線に早変わり」
  • 2006-09-20

    改変世界の広島を舞台に、ヤクザの鉄砲玉の少女と出会った少年の物語。 血まみれ少女が表紙を飾るちょいと任侠ものな異能者バトルもの。そして、ボーイミーツガール。 ゼータ文庫初読み。 ごく一部の読者以外には受けそうもなかった「飛鳥井全死は間違えない」よりもずっとわかりやすいエンターテインメントになってて一安心。 クセの強い設定は相変わらずだけど、青臭いながらも純なところがかわいいアドルファスと真っ直ぐな好意/厚意に戸惑うアカリ嬢のやり取りが実にボーイミーツガールしてて良いんだ。 血なまぐさい世界に生きてきた、そこで生きることしか知らなかった少女にもたらされた新たな選択肢。 いやー、面白かった。緒方さんとの絵の相性も良いざます。 続編予定もあるようなので楽しみ。 感想: 「飛鳥井全死は間違えない」 ヤクザガール・ミサイルハート (竹書房ゼータ文庫) 作者: 元長柾木,緒方剛志出版社/メーカー: 竹

    2006-09-20
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