「ずいぶん残酷だね」 「そりゃ残酷よ。子供だもの」 面白かった!小学校の頃に起きた事故は、本当に事故だったのか?振り返りながらたどっていくうちに見えてくるトリックと、気づかされる思いに、どんどん心拍数が上昇していく。可愛いのに怖い。否定して、抜け出せたと思ったら、いつの間にか振り出しという推理模様が素敵。最後に見せる呪いは、恋と言いたい。よかったです。→ 感想
「ずいぶん残酷だね」 「そりゃ残酷よ。子供だもの」 面白かった!小学校の頃に起きた事故は、本当に事故だったのか?振り返りながらたどっていくうちに見えてくるトリックと、気づかされる思いに、どんどん心拍数が上昇していく。可愛いのに怖い。否定して、抜け出せたと思ったら、いつの間にか振り出しという推理模様が素敵。最後に見せる呪いは、恋と言いたい。よかったです。→ 感想
今年は新刊を減らすと宣言して実際に減ってます。ええ、誰がなんと言おうと減ってるに決まってる(新刊は!)。その分、既刊のシリーズモノが増えましたが。だれだ、Twitterなんてものを開発した人は!あれほど、お勧め本を押し付けあうのに適したツール*1はこれまであっただろうか……おかげでいろいろな物語に出会えたからいいけど。 どんな物語に出会えたか、今年読んだ本を振り返ってみることにした。 2009年1月 読んだ……というか、感想を書いた本の冊数は、56冊でした。 1月はなんと言っても「運命のタロット」だよなあ。続編の「真・運命のタロット」の最終巻を読んだときの興奮は、いまだ覚えてる。第三部マダー。 そのほか「なかないでストレイシープ」や「バード・ハート・ビート」(超傑作!)が印象的でした。 新刊では、胸が痛くなる切なさいっぱいの「プシュケの涙」と、こんな部活棟があったらどんなに楽しいだろうと思
電子書籍半額ってことで気になってた「氷と炎の歌」シリーズだけど、そういえばドラマになってたよなってことで、ゲーム・オブ・スローンズを見出したら止まらなくなるので要注意。 もっとバトルなファンタジーかと思ったら、内政ドロドロなお話だった。好感もてそうな人だと思ったら、別方面から見ると結構なことをしてて、うわあと思いながら見てる。大変面白い。あと、結構きれいな人の裸が見れるけど、いやーんというよりかは、きれいだなーって思う今日この頃。 毎回いい感じに引きがあるので、今日はここまでって最初から決めておかないとずるずる行ってしまうので気をつけたいところ。 にしても久しぶりにテレビを長時間見たせいで、ずつうがいたい。 ところで、TLみてたら、ポーの一族が舞台化情報が流れてきたけど、 いやいや宝塚版ポーの一族制作発表、絵じゃん pic.twitter.com/BPUM7lWzhV— 13列目の女S (
アカイロ/ロマンス 2 ―少女の恋、少女の病 (2) (電撃文庫 ふ 7-17) 作者: 藤原祐,椋本夏夜出版社/メーカー: アスキーメディアワークス発売日: 2008/12/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (31件) を見るそれを楽しんでいる自分の悪趣味さを突きつけられるマゾヒスティックな快感が、この人の小説に感じる気持ち良さの根源なんじゃなかろうかと、ちょっと思った第2巻。 景介と灰原と枯葉の関係にしても、型葉のキャラクターにしても、自覚的に組み上げられた趣味の悪さが大変素敵です。そしてそういう世界を作っておきながら、最後に依るところはロマンティックなまでに人の純真な部分であるというツンデレ的なところも。 そんな感じで、藤原祐作品に関しては、作品も好きですがそれ以上に作家萌えな私。 それは置いておいて第2巻。鈴鹿の者たちに関わるということがどうい
九十九十九 (講談社ノベルス) 作者: 舞城王太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2003/04/07メディア: 新書購入: 2人 クリック: 47回この商品を含むブログ (150件) を見る 舞城王太郎の本は、よくわからないけれどおもしろいんだよなあ。読んでいくうちに精神的にボコボコにされる。衝撃の連続で、ストーリーはわけがわからないが、とにかく読むのをやめられない。想像もしていなかったことが次々と起こって、対処しきれなくなる。誰かに勧めるときに表現に困る。たとえば、この本を研究室の隣に座っている人に薦めるとして、何と言うかというと、 「凄い。想像もつかないくらい凄い。あのさあ、凄いから読んでみてよって言って勧めると、そうでもないだろうとか、そんなに凄いことはないだろうなんていうふうに構えるから、まっさらな状態で読み始めるよりは絶対に衝撃は減るでしょう?それでも、そんなことどうでもよ
ついったー界隈で「ついったらーが選ぶ××」が賑わっている。もちろん、僕が興味あるのはライトノベル方面だったりするわけですが(マンガも面白そうだけど)、これをうららさんがまとめてくれてました。 まとめを期待されたのでまとめてみました。 お疲れ様です!ありがとうございます! しっかし、こうしてみると、いろいろありますねぇ。読んでない作品もあったりして、まだまだだなと思う次第。 僕の場合、一冊だけといわれたら、迷わず「スプライトシュピーゲル 4 テンペスト」(感想)をあげるかな(スプライトシュピーゲルの全感想はこちら)。 このシリーズの場合、オイレンシュピーゲル(感想)もあわせて読まないと面白さが半減するので、今から読むなら8冊読まないといけないというのがネックかもしれないけど、ジャンル冲方なので、ラノベラーのみならず、SFな人やらファンタジーな人でも楽しめるんじゃないかしら。超オススメです!
毎日系地方紙に連載されていた連城三紀彦久しぶりの長編。誰も彼もが怪しく感じられる謎めいた誘拐事件の行方が、読者の予想だにしない次元の犯罪まで高められていく様は圧巻。何段仕掛けにもなったどんでん返しの連続は強烈で、しかもその一つ一つがしっかりと作りこまれている。円熟味のある腕を感じさせる傑作誘拐ミステリ。 兎にも角にも本書を端的に表現するには傑作という言葉を使うほかないだろう。誘拐ミステリの全てを僕は読んだわけでは勿論無いが、しかしこれから誘拐ミステリの名作を挙げていくとするならば、本書をそれに連ねなければならないと確信できる。それほど本書は優れた本格ミステリだと言えるのである。本書の刊行日が10月のまさに末日だということを考えると、普通に考えて「○○ミス」のランキングレースには絡むのはかなり辛いというのがなんとも惜しい話だ。 さて、本書を読んで読者がまず感じるのはどの登場人物も怪しい!とい
大人問題 作者: 五味太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 1996/11メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (6件) を見る さらに・大人問題 作者: 五味太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 1999/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る 大人問題 - 情報考学 Passion For The Future この記事を読んで、とても面白そうだったので読んでみた。結果、とても面白かった。感謝している。橋本大也さんの書評にはとてもお世話になっております。最近の僕の読書は彼の書評を参考にして読んでいる本が沢山ありますので、感謝の意を表す意味で、勇気を出してトラックバックをします。 で、僕も書評というか、感想を書いてみる。(しかし上記リンク先のほうが参考になります) この二冊は、絵本作家である五味太郎が、子供と大人の様々な問題について、本質を見
MA棋してる!(1) (富士見ファンタジア文庫) 作者: 三浦良,ぽぽるちゃ出版社/メーカー: 富士見書房発売日: 2008/10/20メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 61回この商品を含むブログ (53件) を見る 「6八玉、7八銀、5八金……9八玉、8八銀、7九金…… あなぐま囲いっ!」 上の引用は魔法の呪文です。あなぐま囲いは防御魔法。守りが堅い。 将棋魔法という斬新すぎるアイデアをぶつけてきた魔法少女もの。?マークが頭上に浮かぶあらすじを読んで、敢えて際どい領域を狙ってきたこのワクワク感に身を任せて読んでみました。 いきなり「将棋魔法」と言われるとまるで変な小説のようですが、基本はお約束をきっちりと踏襲した魔法少女もの。大人と関わる機会が多いためにちょっと大人びた性格をした将棋好きの少女奏が、異世界からやってきた俗物的でお金に汚いソフィーと出会って、という導入。ソフィーの姿
たま◇なま?生きている、日々? (HJ文庫 ふ) 作者: 冬樹忍,魚出版社/メーカー: ホビージャパン発売日: 2008/10/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 18回この商品を含むブログ (14件) を見る『たま◇なま』シリーズ第6作め。これだけ続いているのだから、それなりには売れているのだろうが、ラノベサイト界隈ではあまり言及されることが少ないように思う。残念なことだ。 できれば未読の人に多少なりとも『たま◇なま』の魅力を伝えて、一人でも多くの人に読んで貰いたいと思うのだが、さて、どんな紹介をすればいいのか迷うところだ。「『たま◇なま』とは要するに××○○である」というように簡潔に言い表すことができればいいのだが、このシリーズの独特な雰囲気はそのような類型化を拒絶するようなところがあって、どうやっても的外れなレッテル貼りにしかならないのだ。 とりあえず、「米澤穂信が無理矢理
読了冊数48冊。だいぶ減ってきましたね。年間だと521冊。こりゃ今年は600冊ちょっとしかいかなそう。時を止められる時間が減るなあ(時載り理論)。 9月に読んだ本のリストを眺めてみたけど、ダントツでお勧めなのは、「wonder wonderful」ですね。ソフトカバー上下巻なので、値段はちょっと高いですが(合計2600円)、抜群の面白さなので、ぜひぜひぜひ。ネットでも読めるので、まずは一読してみてください。一気読みさせられて、涙するから。→ 「wonder wonderful」感想 [Amazon][bk1] [Amazon][bk1] 読み始めたらとまらないといえば、「テンペスト」もそうでした。こっちはハードカバーの上下巻で3000円を超えるので、オススメしにくいですが、琉球の終焉間際に、男装の少女が役人となり、頂点からどん底までを味わう波乱万丈の人生を描いたお話です。読み進めれば進める
「私の事をそこまでよくご存知なら、悪評の方も当然、耳にした事がおありなのでしょうね」 「まあな」 「知った上で、私を評価してくれるのですか?」 「ああ」 「……それはなぜですか?」 「あらゆる服従は無価値だが、この世には唯一、価値のある服従がある。それは自分の心に従う事だ」 「……」 「お前が本気で生きているのなら、俺にはなんの文句もない」 岩村もいいけど、個人的には多村の言葉にしびれる。まっすぐで、暑苦しい男たちが、格好よく見えるお話でした。 → 感想
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