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2006年11月8日のブックマーク (3件)

  • 二四〇九階の彼女 (電撃文庫) - キャラクターグッズデザイナーになる方法

    都市を内包できるほど広大な円盤状の空間を、1000の単位で積み上げた、想像を絶するメガストラクチャー。その中では各階層がそれぞれ閉じた世界を構築しており、上下階との行き来がほぼ絶えた状態で、人々は生活を営んでいた、自らが住むその構造物がなんであるかすら忘れるほどの永きにわたって。 うーん、想像力をかき立てるいい設定。これだけ見るとヤン・ヴァイスの「迷宮1000*1」という奇SFを思い出すなぁ。 作は基的には、どこか懐かしくそして不条理なさまざまな情景の中を、主人公(とカエル)が下へ下へと進む「旅モノ」。雰囲気重視に終始するかと思わせておいて、「世界の外」を目指すという意外とSF的なフロンティア感もアリ。けっこうイイ線いってるとは思うのですが、個人的には設定をもっと活かした超絶的な世界構造のイメージを見たかった。「BLAME!」みたいな。 *1:1000階建てのメガストラクチャーの内部で

    二四〇九階の彼女 (電撃文庫) - キャラクターグッズデザイナーになる方法
    umikawauso
    umikawauso 2006/11/08
    「うーん、想像力をかき立てるいい設定。」
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    オーベルジーヌ実レポ べ物の鼻塩塩(未だに通じるのかな) オーベルジーヌというカレーをご存知だろうか 都内にあるデリバリー専門のカレー屋で、 ロケ弁などで大人気の格欧風カレーが楽しめるらしい いいな〜 いいな〜オブザイヤー 都内の奴らはこんな良いモンってんのか 許せねえよ………

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    umikawauso
    umikawauso 2006/11/08
    「物語を引っ張るのは世界の謎を知ることへの強い希求であり、そこに本格SFマインドを感じる。」
  • 前島日記 - 西村悠 『二四〇九階の彼女』

    二四〇九階の彼女 (電撃文庫)作者: 西村悠出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2006/10メディア: 文庫 人に勧めたいと思えるような作品に出会ったので、久しぶりにラノベの感想を。『二四〇九階の彼女』西村悠、傑作です。 一階一階が一つの独立した世界となってる巨大な積層構造物を舞台に、外を目指して世界を降り続ける少年の話。 彼が通り抜けていく世界を連作短編の形式で描き出します。 形式としては『キノの旅』に代表される電撃連作短編ものの一つですが、『キノ』にある説教くささやヘンな達観が全部消えて、かわりに男の子の圧倒的な無力感が挿入されているという、いわばセカイ系『キノ』。 彼がとおる世界も「無限の平行世界を収めた図書館」「永遠に戦死が繰り返される戦場」「幻想の楽園」「別の世界から届く電波(「わたしはここにいます!」)」といずれも、僕の琴線を直撃するものばかりで、不覚にも電車の中で

    umikawauso
    umikawauso 2006/11/08
    「男の子の圧倒的な無力感が挿入されているという、いわばセカイ系『キノ』。」