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ブックマーク / ruhiginoue.exblog.jp (90)

  • 少子化と原発事故汚染 | 井上靜 網誌

    芸能人の結婚話に便乗して子供を作れとか国家に貢献しろとか言って政治家が務まるなら楽でいい。問題なのは子供を作って育てていくには環境が悪すぎることで、これは言われて久しいことなのだけれど、少なくとも自民党政治家には、その認識がないようだ。自民党の女性の議員にも、家庭の問題だとか言う人がいる。 また、都議会の質問で女性の野党議員が、子育てをしやすいようにする政策について発言したところ、自民党の議員たちから「おまえが子供産め」とか「子供が産めないのか」などと下品なヤジがあって、あまりにもひどいと国際的にも騒がれた。 つまり政策もなく上から目線で余計な干渉してるだけ。 そもそも政治の役割は環境を整えることで、その後に個人がどうするかは、それぞれが決めること。他人の干渉することではない。 これでは、原発事故の汚染問題と同じ図式だ。「べて応援」など役所が自分たちの責任を消費者に押し付けている。 ま

    少子化と原発事故汚染 | 井上靜 網誌
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    unorthodox 2015/10/11
    確かに、「善意」に満ち"冷静"で「科学的」だと思い込んでいるバカほど始末に負えないものはない。
  • 愚かな西原理恵子の嘘 | 井上靜 網誌

    漫画家の西原理恵子は、いじめに遭って自殺に追いつめられるくらいなら、学校に行かないほうがよいという話をしていた。これは、そのとおりだろう。 しかし、「まず仮病を使おう。そして学校に行かない勇気を持とう。親に「頭が痛い」とでも言って欠席すればいい」は駄目だ。 それが運良く通用することもあるかもしれないが、もしも医者のところに連れて行かれてしまったら。 仮病だとバレればまだいいけど、悪い医者とか高須某みたいな儲け主義の医者に当たると、病気じゃないと判っているのに薬や手術を押し付けられてしまい、イジメよりはるかに危ないことがある。 また、西原は「うそは、あなたを守る大事な魔法。人を傷つけたり盗んだりするのでなければ、うそって大事よ。これからも、上手にうそついて生きていけばいいんだよ」と言う。 だが、こどもの嘘など、どんなに上手についても、たかがしれているし、医者の嘘には大人だってなかなか太刀打で

    愚かな西原理恵子の嘘 | 井上靜 網誌
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    unorthodox 2015/06/17
    "大人も逃げ出せない構造暴力が、ついでに子供まで絡めとっているのだから、大人が社会に抵抗したり変えたりする努力をするしかない。"
  • フクシマ差別の糾弾は結局「金目」だろう | 井上靜 網誌

    3月29日に読売新聞が掲載した電事連の10段広告は、全国版なら4千万円超の掲載料らしい。その中で橋五郎は、原発事故を「神が人間に与えた試練、覚悟を決めて取り組むべき」などと偉そうに説教している。だったら、同じ言葉を避難者の前で言えるか。単に安全地帯でご託宣を吐いているだけだ。 だいたい、こんなプロパガンダにかける金があったら、被災者たちに見舞金でも配るべきだろう。 そうでなくても、石原都知事(当時)の息子の国会議員は、被災者は「金目」と言った。これは批判されたが、しかし「新進気鋭の社会学者」開沼博も「フクシマ学」と称し縷々御託を並べて、要するに原発を批判するより被災者には金が必要だと言っている。 そこまで言うなら、どこよりもまず業界に対して、マスコミに広告を出すより被災者に金を渡せと言うべきではないか。それを言わずに、脱原発を主張する者たちは金を引っ張って来れないという非難をしてるのだか

    フクシマ差別の糾弾は結局「金目」だろう | 井上靜 網誌
    unorthodox
    unorthodox 2015/05/11
    "どうしても原発事故の被害が小さいと言いたいのなら、それを言えばいいのであって、奇妙な逆転した差別を言うべきではない。"
  • 「食べて応援」のいやらしさ | 井上靜 網誌

    べて応援」とは、ヒトの善意に付け込むものだから不愉快だと感じる人たちがいるし、許せないと言う人たちもいる。この言葉は、言い換えると「国民は、国が補償しなくてもいいようにしろ」ということだ。 しかも、最初は、少しでも不安があるものは高齢者がべて、子供には遠隔地でとれたものを、といっていたのに、安心だと強弁して給に出し、大人は遠隔地や輸入品をべていた、という逆のことをしていた地域まであった。ここまでくると犯罪の域だ。 だいたい、福島とその周辺および空気と水の行方となる地帯の農産物に、不安を持つのは当たり前のことだ。ちゃんと検査されてるのかという不信感もあるし、基準以内と言うその基準自体いかがわしかったする。これに対して非科学的だとか政治的だと非難するほうが非常識だろう。 そもそも、こうした疑問や不安を、政治的とか非科学的とかいうことで否定できるなら、原発事故なんて起きなかった。絶対に

    「食べて応援」のいやらしさ | 井上靜 網誌
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    unorthodox 2015/03/24
    "福島の農産物に不安を持つことを政治的と言う方が政治的だ。"
  • 福島県民の怒り | 井上靜 網誌

    福島県出身の知人が憤ってた。 福島第一原発の事故について、福島県民の多くが責任追及しようと思っておらず、騒いでいるのは被災地とは関係ないところから事故を政治的に利用しようとしている人たちだ、と言う人たちがいる。 もちろん福島という土地柄は大変に保守的で、例外的に会津は歴史的経緯から中央への反発があるけれど、それ以外では「お上」の言いなりで当たり前。被害者になっても我慢するものだと信じているから、責任追及なんてとんでもない、ということになる。 こうした県民性が利用されている。 また、損害賠償請求も、案内の冊子を配布しているにもかかわらず請求しない人たちが大勢いるから、辞退しているのだと勝手に言われる。 しかし、政治的な意図をもって自分は請求しないと言う住民が、みんなそうするべきだと周囲に同調圧力をかけている。こういうことは田舎だと強烈だ。 また、このあいだ確定申告があったけど、これも冊子を見

    福島県民の怒り | 井上靜 網誌
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    unorthodox 2015/03/19
    "この悪辣なプロバガンダに、地元でも怒っている人がいるし、その子供や孫で東京などに出ている人たちが、親やそのまた親への仕打ちに怒っていてる、ということだ。"
  • 朝日新聞で堕落した学者がほざく | 井上靜 網誌

    朝日新聞の書評で、東京大の佐倉教授が『放射線被爆の理科・社会』というを絶賛している。しかしこのの著者らは、物事を考える基礎ができていない。科学的と粉飾しているだけの駄である。取り上げた朝日新聞の気がしれん。 このは、まず題名がそうだし、著者らがどこぞの大学のセンセイという肩書を強調するなど、装丁からして虚仮威しと直感したけれど、実際に内容も「やっぱり」であった。 またの中には『美味しんぼ』批判もある。逃げたくても逃げられない人は、こっちのほうが科学的だと言われれば、そうかなと信じたがる人が多いだろう。そこにつけこんで、漫画はだめだ俺様は科学者だと威張る人が出ているから、気持ちが悪いことおびただしい。 そして『美味しんぼ』批判は完全に間違いだ。作者の雁谷哲氏の意見に共感はしないが、あの意見を主張する自由はあるし、科学的にも全然問題ない。批判者らは、科学的命題の当てはめ方を間違えてる

    朝日新聞で堕落した学者がほざく | 井上靜 網誌
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    unorthodox 2015/03/11
    「佐倉先生、本当にこの本読んだのかな?」
  • メルケル首相と朝日新聞に騙されてはいけない | 井上靜 網誌

    ドイツのメルケル首相が来日し、東京・築地の浜離宮朝日ホールで講演した。そして脱原発を説き、これを朝日新聞が強調して報じた。 メルケル首相は、わざわざ朝日新聞社の施設を選び、日の主要メディアが歴史修正主義者の安倍政権から公然と攻撃されていることについて意思表示をしたと解釈している人たちもいる。 しかし保守派のメルケル首相が説くドイツの脱原発は欺瞞に満ちている。 まず、メルケルはドイツが欧州で和解を進められたことについて「ドイツが過去ときちんと向き合ったからだ。隣国(フランス)の寛容さもあった」と述べたが、これは事実上、日歴史修正主義を牽制するよりも、歴史で日を非難している中国韓国への非難となっている。 また、NATOがリビアを攻撃した時、最初ドイツ中国ロシアらと共に反対した。ところが後で同調した。攻撃の急先鋒だったフランスに「寛容」の見返りで同調し、また脱原発と言い出した代わり

    メルケル首相と朝日新聞に騙されてはいけない | 井上靜 網誌
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    unorthodox 2015/03/10
    "しかし保守派のメルケル首相が説くドイツの脱原発は欺瞞に満ちている。"
  • 北朝鮮と戦争になるだろう | 井上靜 網誌

    北朝鮮が日海側へミサイル発射した。それしか日では報道されない。せいぜい、アメリカの軍事演習に対抗したという程度のこと。それ以上は追及しない。 かつて日のマスコミも、アメリカ韓国と日も従わせてのこうした軍事演習「チームスピリット」について批判的に報じたことがあった。 また、アメリカは制裁と称して封鎖し追いつめて、そこの国民の生活が困窮すると人権問題と騒ぎ、軍事力による体制転覆をそそのかし、また正当化するのが常套手段だったが、これついても同様に批判的な報道があった。 ところが、同じことが中東で行われても、今の大手マスコミおよび自称「戦場ジャーナリスト」どもは完全に翼賛報道をしており、それによって自分が民主とか人権の側にいると錯覚している。すさまじいばかりの堕落である。 そして、次の戦争北朝鮮ということになる。 これについて、ロシア科学アカデミー極東支部、朝鮮調査センターのアレクサン

    北朝鮮と戦争になるだろう | 井上靜 網誌
    unorthodox
    unorthodox 2015/03/06
    確かに「人権問題」などは侵略の隠れ蓑としてはもってこいだろう。そしてそれを批判する根性は今のニッポンのメディアにはもはや残ってはいまい。、
  • 戦場ジャーナリストは戦争批判のつもりで戦争翼賛 | 井上靜 網誌

    イギリス人の女性独立記者Lizzie Phelanは、大手メディアが黙殺するなか命懸けでリビアの戦地を取材した。彼女の話をしかけたら、彼女よりずっと年配で中東専門のジャーナリストから、そんなこと言う人は自分の取材した範囲にいなかったと無下に否定された。 この男性は、最近まで朝日新聞の特派員だったそうだ。なるほど、大手メディアが黙殺し、大手の人たちは危険なところには行かなかったから知るわけが無いし、あの当時、日の大手メディアでは朝日新聞がもっとも熱心にNATO軍を美化する戦争翼賛報道をしてた。 それ以外にも、元朝日新聞新聞のフリージャーナリストは、どうもその発言と現実とで違和感や齟齬があると感じるけれども、その疑問に対しては、とにかく自分は現場に行って取材してきたのだというばかり。こういうのをかつて筑紫哲也が「悪しき現場主義」と言って批判していた。 同じく元朝日新聞記者の筑紫哲也がその言葉

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    unorthodox 2015/02/18
    "「現場に行った」を振りかざす人は信用できない。"
  • みんなで朝日新聞の投書欄に池上彰への反論を出そう | 井上靜 網誌

    池上彰は、「過ちがあったなら、訂正するのは当然。(中略)過ちを訂正するなら、謝罪もするべきではないか。」 そうですか。ところで池上さんは原発事故後に「プルトニウムやストロンチウムは重たいから遠くへは飛ばない」と言ったこと、まだ訂正してませんよね、という指摘があった。 この池上発言は、かつて大変な話題となったので、知っている人は多い。 それはともかく、例の池上彰のコラム、朝日新聞に掲載されたものを読んだら、実にくだらない。ツッコミ所もある。池上彰は、朝日新聞が、他紙も掲載したことだが紙は検証したところ信憑性疑問と判断して撤回すると言ったら、他もやってるというのは卑怯だとか遅いとか言って非難していて、ただのインネンみたいと感じた人もいる。これに便乗する週刊誌も同じだ。 そんな池上彰のコラムなど載せるのも阿呆らしいし、掲載拒否するほどの内容でもなければ、掲載拒否しても良い内容とも言いうる。だか

    みんなで朝日新聞の投書欄に池上彰への反論を出そう | 井上靜 網誌
    unorthodox
    unorthodox 2014/09/07
    "池上彰も文春も新潮も、一部の政治家の尻馬に乗って、その権力に不都合な報道を誇大表現を駆使して攻撃しているのだから、そんなものは言論とは言えず、むしろ逆に言論を迫害するものだ。"
  • 連合のメーデーもどき | 井上靜 網誌

    FM放送でショスタコーヴッチの曲が流れていたが、このショスタコーヴッチには交響曲第2番「メーデー」という曲がある。ソ連時代のメーデーを祝祭した曲で、労働歌などを引用しながら陽気な雰囲気である。 これは、メーデーが一部の政治的な人たちのものではなく、庶民全体の楽しいお祭りだからである。もともとメーデーは、陽気の良い季節になったことを一緒に祝うものとして開催されたものだった。 そして、アメリカの労働者たちが、労働条件の改善を求める運動の一貫という意義を確立し、ゼネストの位置づけをしたのだった。だから仕事などを気にして都合の良い日に開催するというのは、メーデーの意義を忘れたものだ。 なのに、開催日を変えている連合は、また総理大臣を招き、そこでは労働者を苦しめて金持ちを優遇する政策に抗議する参加者を強制排除するわ、公安警察が監視するわ、という事態となっている。 かつて冷戦時代に自民党筋は、ソ連のメ

    連合のメーデーもどき | 井上靜 網誌
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    unorthodox 2014/04/30
    これは上手い(笑) >こんな現状の日本は、SOSの意味のほうのメーデーである
  • 日本最大の嘘によるブロバガンダは野口英世 | 井上靜 網誌

    東京大学など入学試験が難しい大学に多くの卒業生を送り込んで進学校の最たる存在とされる開成高校が、経済的に不利な家庭の子供に学費で配慮することを始めるらしい。 ところで先日、NHKの取材ディレクターがレポートしていたが、日の子供の6人に1人が貧困で、中には母子家庭でパートの月収4万円の生活をしている人たちまでいるそうだ。他にも親による虐待や放置などの問題を抱えた子供がいて、これでは勉強するどころではなく、よく昔から言われるように「うちが貧乏でも努力して勉強すれば克服できる」というのは非現実的であると指摘していた。 もともと、「家が貧乏でも努力して勉強すれば」というのは、非現実であるだけでなく嘘の宣伝であり、その最たるのが千円札の野口英世である。戦前の修身でも、戦後の偉人伝でも、勉学で貧困を克服した人とされているが、実際には、貧困を克服しようと猛勉強したが、結局は貧困が原因で駄目だった人であ

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    unorthodox 2014/04/18
    努力して自力でどうにかしちゃえる人も中にはいるだろうけど、そういうごく一部の例外を一般化することはできない。
  • 消費税と花見の宴席 | 井上靜 網誌

    四月になり、まず消費税で不愉快な思いをする。 また、保有していたパソコンのうちXPを接続しないでワープロや印刷の専用に使用することになる。 花見は、歩き回る道に桜の並木があるので、ついでにしたい放題だったが、日曜日は突然の雷雨があったりで、その日しか時間がなかったらしい人たちは残念がっていたようだ。 それも散ってきたが、毎年、花見の席に行くと、地元の議員たちが10分くらいずつ入れ替わりでやってきては他の席に移動している。これを見るたびに、議員なんてものにはなりたくないと思うと同時に、こんなことをして義理を立てたり顔と媚びを売ったりで、そうして代表者ということになるのだが、どうも変だと感じる。 こんなことをする人たちが代表者で、その名前を、それ以外の圧倒的多数の人々は、小さな紙切れに書くだけ。それが権利だなんて間違っている。 消費税と花見によって、間接民主制とか代議員制度とか議会政治それ自体

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    unorthodox 2014/04/08
    確かに、投票が最大の権利だとしたらあまりにもショボすぎる。
  • 左翼が共産党を嫌うわけ | 井上靜 網誌

    一度だけ会ったことがある(多分むこうはこっちを忘れている)映画評論家の佐藤忠男は、高卒の労働者から投稿マニアとなって、そこから評論家に転じたが、すると出版業界には大卒者が多く、そうした人たちと接したら共産党への愛憎が凄くて驚いてしまったと書いていたことがある。 その前まで彼は一般的な労働者の中にいて、そこでは共産党員というと政治に関心がある人だからと組合の役員に祭り上げられたりした程度だったのだが、それとは違い当時の高学歴者にとって共産党はちょっとした権威で、持ち上げたり批判したりすることは大層な意味をもっていた。それで同世代の映画監督・大島渚も、左翼を自称しながらやけに共産党批判するというわけだ、という趣旨も書いていた。 これが都知事選挙にも反映していて、七十歳とか八十歳の「後期高齢者」である左翼たちが細川元総理を応援し、当の細川陣営が共産党や社民党の応援は要らないと明言しているのに、共

    左翼が共産党を嫌うわけ | 井上靜 網誌
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    unorthodox 2014/02/05
    ファッションとしての反共。
  • 老醜・鎌田慧の脱原発絶望選挙 | 井上靜 網誌

    鎌田慧の出世作は『自動車絶望工場』だが、これは著者自身がトヨタの工場に期間工として雇われ働き、その実態を告発したルポルタージュの傑作である。 これは翻訳され外国でも読まれている。トヨタは世界的に有名だからだ。そして、日の工業は世界と競争して勝ち、おかげで日が経済大国になったと自慢するものの、その背景には身分の不安定な従業員をこき使って利益をあげる人権無視があるという認識が世界的に広まった。 ところが、このはノンフィクション賞の候補となったものの落選し、そのさい選考委員の草柳大蔵という朝日新聞記者だった評論家が反対していたことがわかった。この人は、よくある「王国論」という企業を持ち上げる話をトヨタについて書いていた。つまり御用だった人が反対したということだ。 これについて、『自動車絶望工場』が文庫版になったさい、そのあとがきで、当時現役の朝日新聞記者だった多勝一が、賞の選考は不公正で

    老醜・鎌田慧の脱原発絶望選挙 | 井上靜 網誌
    unorthodox
    unorthodox 2014/02/04
    "そして今、非正規雇用などが問題となっているのに、そんなことそっちのけの政治家たちを、かつては批判してきたはずだが、今では都知事選挙で応援し、とにかく脱原発だから良いのだと言う。"
  • ナイキに迫害されているのは浮浪者だけではない | 井上靜 網誌

    渋谷区にある宮下公園は浮浪者の溜まり場となっていたが、これを強引に立ち退かせているとして批判の声が高まっている。 公共の場しか居場所がない気の毒な宿無したちを、公共の場だから個人が勝手に居座り寝泊りしてはいけないということで警察が排除し、これは社会の冷酷さの反映であるという指摘がされる。 これは世界各地に見られることで、だから例えば歌手のデビッド ボウイがこだわって何度も語るなど、昔から著名人たちの発言に取り上げられるほどだった。 宮下公園の場合は、スポーツ用具で世界的に知られるナイキが命名権を買い、中にスポーツ施設を整備するという背景がある。つまり、公共の場を企業の利益のために提供することで金にし、この金のために役所が企業に便宜をはかり、公共の場にしか居場所がない人たちを強制排除ということだ。 これだから、もともと浮浪者が迷惑だったという観点を持ってしても、役所にはほんとうの公共性とは何

    ナイキに迫害されているのは浮浪者だけではない | 井上靜 網誌
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    unorthodox 2013/12/30
    "どんぐりの背比べで強引に差異をつけようとするから、同級生たちで流行の商品を持っているかという、どうでもよいことで比較して、悦に入ったり仲間はずれをしたりという行為に及ぶのだ。"
  • 秘密法はどんな感覚の人に作られたのか | 井上靜 網誌

    国内で猛反対されたうえ国際社会からも問題にされながら強行採決された秘密法は、もちろん為政者の立場からすれば、とにかく好都合ということで理解しやすいが、法的な見地からすると、こんなものによく平気でいられる専門家がいるものだ、という不可解さがある。 これについて、一つの回答を提示したい。 以下は前回述べたとおり。 「秘密保全のための法制の在り方に関する有識者会議」委員たち。 縣 公一郎 早稲田大学教授 櫻井 敬子 学習院大学教授 長谷部 恭男 東京大学大学院教授 藤原 靜雄 筑波大学大学院教授 安冨 潔 慶應義塾大学大学院教授 このなかの藤原靜雄筑波大学院教授は、かつて國學院大學法学部で行政法を教えていた。 その後、「御用知識人養成学校」と言われている東京大学の教養学部で教え、そこでは学生の評判がまあまあだったらしい。今月からは中央大に移って、しかも法務研究科長にまで昇進していた。 やはり報道

    秘密法はどんな感覚の人に作られたのか | 井上靜 網誌
    unorthodox
    unorthodox 2013/12/05
    "御用学者"の罪。
  • 秘密法は法律ではなく、法律を全否定する法律という矛盾した存在 | 井上靜 網誌

    秘密法について、とんでもない法律だと反対している人たちがいるけれど、その一方で、これは法律ではないと指摘して反対している人たちもいる。それは、法律というものを法律によって全否定する法律であるという、矛盾した内容だからだ。 公務員が秘密を漏らしてはいけないというだけなら変ではないが、この秘密法では、秘密を漏らすことは罪であるというだけでなく、秘密が漏れる結果につながるから知ろうとすることも罪であるとし、では、それに当たるのはどんなことなのかも秘密にしておき、そんなことを好き勝手にやるけれど、常識の範囲でやるに決まっているのだから心配してはいけなくて、これに反対するほうがおかしいというものだ。 これでは法律ではないし、法律はいらない。これで社会の秩序が保てるなら、面倒な思いをして、いちいち、いろいろ、法律を作って運用することは、まったくない。 つまり、法律そのものを全否定する法律だ。また、国と

    秘密法は法律ではなく、法律を全否定する法律という矛盾した存在 | 井上靜 網誌
    unorthodox
    unorthodox 2013/12/01
    「そもそも法律とは為政者が勝手なことをしないようにするためにあるのだ。」
  • 理不尽な目に遭って死を選ぶ子供 | 井上靜 網誌

    もちろん体罰は違法だが、現実はもっとひどく、体罰に名を借りた虐待を受けて自殺する者もいる。先日は、部活の顧問に殴られつづけて自殺した高校生の裁判があった。 このような虐待は、かつて軍隊で多くの自殺者を出した。閉鎖的な組織の中で、力関係を利用しての暴虐だから陰湿で悲劇が起きても当然だが、そんな上官が戦死すると、後方から銃撃を受けていたという。 また、体罰と称した虐待とともに、いまどき信じられない時代遅れとして問題になっているのが、田舎での村八分だ。迫害を受け続けてブチキレた人が大暴れして死者が出たことが話題になった。 過日亡くなった名優・三國連太郎は、戦争に行って死ぬのは嫌だからと、恋人と一緒に逃げようとしたが、実の母親が密告したために捕まってしまったという体験がある。これは、彼の母親が、家族が脱走兵になったことで権力から迫害されるからというより、非国民として村八分になることを恐れたためだっ

    理不尽な目に遭って死を選ぶ子供 | 井上靜 網誌
    unorthodox
    unorthodox 2013/09/18
    "不利益をこうむっても不正は甘受しないという覚悟を持ち、その決意を子供に伝えておかないと、子供が理不尽な目に遭って自殺する悲劇は無くならないだろう。"
  • シリア情勢インチキ記事の見抜き方 | 井上靜 網誌

    シリア情勢が緊迫しているが、マスコミではアメリカの軍事介入を応援するプロパガンダが盛んである。 もともと、NHKからしてひどいのだから、週刊誌など最低である。『ニューズウイーク』は当然にしても、『週刊朝日』まで、ソックリな記事を掲載した。 その瓜二つの内容とは、シリアの反乱は、悪い政府に対し普通の人たちが立ち上がり、外国から武器の援助もなく、軍から奪った兵器でなぜかこんなに長い間にわたり戦い続け、しかし劣勢なのでぜひアメリカが軍事介入して反乱を助けて欲しい、というものだ。 まったくばかげている。説明するまでもなく、内容的に非現実的で荒唐無稽だが、それをもっともらしくするため、現地で取材したとか、長年シリアに滞在したとか、シリア人の女性と結婚したことがある、などと言っている。 それなら、日にもいっぱいいる。例えば英会話のアントン・ウイッキー氏とか、外交官のオスマーン・サンコン氏は、日に長

    シリア情勢インチキ記事の見抜き方 | 井上靜 網誌
    unorthodox
    unorthodox 2013/09/06
    "「自分は現場に行って直接なにもかも見て知っている。行ってない者は何もわからない」と述べる人は、信用してはならない。"