今年もまたこの日がやってくる。2011年3月11日、あれから10年の月日が流れた。 東日本大震災。死者15,899名、行方不明者2,527名、関連死を含めると22,000余人の尊い命が失われた。かって犠牲者の死因の大半は「関東大震災」は焼死、「阪神淡路大震災」では圧死であったが、この大震災では溺死が90%以上を占め、私達は巨大津波の恐怖をまざまざと見せつけられたのだ。 更にその猛威は福島第一原子力発電所の重大事故を招き、今日現在その廃炉処理が収束する具体的見通しは未だ立っていない。恐らく今後数十年の歳月を要するという。 さて、以下は2年前、この未曾有の災害について「はてなブログ」に投稿したものである。備忘録として再掲したいと思う。 同時代を生きる者として、やはりこの日の事を避けて通る訳にはいかない。 あの時あの場所で、一体何が起きたのか、何が出来て何が出来なかったのか、何をすべきで何をして