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ブックマーク / www.s.u-tokyo.ac.jp (14)

  • 天の川の中心付近に若い星のすき間を発見 ~銀河の中心近くは少子化社会?~ - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    松永 典之(天文学専攻 助教) 小林 尚人(天文学教育研究センター 准教授) Michael W. Feast(南アフリカ・ケープタウン大学 名誉教授) Giuseppe Bono(イタリア・ローマ大学トルベルガータ校 准教授) 発表のポイント 天文学において重要な距離指標であるセファイド変光星を、天の川銀河の中心の方向(いて座の方向)の塵で隠されていた領域に29個発見した。 過去に行われていた恒星までの距離測定に星間空間にある塵が大きく影響していたことを示し、過去の研究とは異なる星の分布を得た。 天の川銀河の中心付近(半径約8千光年の範囲)に、若い星がほとんど存在しない「すき間」があることを、世界で初めて恒星の分布図に基づいて発見した。 発表概要 天の川銀河は、太陽を含む数千億個の星が集まる渦巻銀河である。しかし、星の分布を外から見ることのできる他の銀河と違い、我々自身が内部にいる天の川

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    uruloki 2016/08/04
    "銀河中心から約8千光年以内のこの領域は、少子化社会あるいは超高齢化社会といえます"
  • 宇宙で最強な磁石天体が、磁力でわずかに変形している兆候を発見 - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

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    uruloki 2014/06/04
    解説が丁寧で面白い。ミカンよりはレモンだろうという話。
  • 天の川のフレア領域に存在する恒星を世界で初めて発見 - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

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    uruloki 2014/05/20
    "円盤の外縁部においては、恒星の分布を調べることは特に難しく、星間ガスで調べられていたフレア領域に恒星が存在するかどうかわかっていませんでした"面白い。
  • 地球と金星は異なるタイプの惑星か?—地球型惑星の2つの進化類型を解明 - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    発表者 濱野景子(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 特任研究員) 阿部豊(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 准教授) 玄田英典(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻 特任助教(当時); 現:東京工業大学地球生命研究所 研究員) 発表のポイント どのような成果を出したのか 地球型惑星が、早く冷却固化して海を形成するものと、長い間溶けたままでその間に水を失い干からびるものとの2タイプに、軌道によって分かれることを世界で初めて示した。 新規性(何が新しいのか) 今まで惑星の冷却速度は惑星質量で決まると考えられてきた。研究では、形成直後の惑星の冷却と大気との形成・進化を整合的に検討し、初期進化(注1)が軌道によって非常に大きく異なることを明らかにした。 社会的意義/将来の展望 地球と金星がもともと全く異なるタイプの惑星である可能性を指摘し、さらに惑星の多様性の起源につい

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    uruloki 2013/06/05
    "ある軌道を境に、短い時間で固化して海を形成する惑星(タイプI)と、固化に非常に長い時間を要しその間に水を失う惑星(タイプII)との2つに分かれることを世界で初めて示した"ほおー。
  • アインシュタインは修正されるか? - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    発表者 橋隼人(東京大学大学院理学系研究科 物理学専攻 博士課程3年) アレクセイA. スタロビンスキー(東京大学大学院理学系研究科附属ビッグバン宇宙国際研究センター 客員教授) 横山順一(東京大学大学院理学系研究科附属ビッグバン宇宙国際研究センター 教授) 発表のポイント どのような成果を出したのか 有質量の第4世代ニュートリノがあると、アインシュタインの一般相対性理論に基づく宇宙モデルは観測的に棄却される一方、修正重力理論は観測と整合的に宇宙の加速膨張を説明できることを示した。 新規性(何が新しいのか) 近年実験的に示唆されている質量の第4世代の新しいニュートリノが存在する前提で観測データを再解析したところ、アインシュタインの一般相対性理論に基づく標準宇宙モデルが否定され得ることを発見。 社会的意義/将来の展望 ニュートリノ振動実験により第4世代ニュートリノが発見され、その質量が近年

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    uruloki 2013/03/05
    "1電子ボルトの質量を持った第4世代ニュートリノ"実際観測する際の難易度はおいといても、それの存在有無で白黒はっきりするのはシンプルで良い。
  • 自然界で最も低密度の液体 - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    発表のポイント どのような成果を出したのか 2次元空間に閉じ込めたヘリウム3の単原子層膜が、絶対零度まで10分の1度以下から千分の2度に至る超低温で、自然界で最も低密度の液体に自己凝縮することを発見した。 新規性 基底状態が気体となることが理論的に予測されていた唯一の物質である2次元ヘリウム3が、非常に低密度の液体ではあるが、液化することが実験的に分かった。 社会的意義/将来の展望 量子多体系に対する従来の理論計算に再考を促し、その発展を促すインパクトがある。量子系の気相 — 液相転移の制御パラメータに次元性が加わったことで、自然界に存在する多様な量子流体のより深い理解に寄与する。 発表概要 物質は一般に、低温では構成粒子の自由な運動が少なくなり、やがて固体となる。しかし、質量が小さく量子性の高い粒子からなる物質は、絶対零度でも固化せず液体や気体にとどまる可能性があり、量子液体・量子気体と

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    uruloki 2012/12/23
    生成条件が特殊すぎるので、エアロゲルの様に実際に持ち上げてみて驚くことはできなさそう。
  • 太陽系外の複数惑星系における惑星同士の食を初めて発見 - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    発表者 平野 照幸(東京大学大学院理学系研究科 物理学専攻 博士課程3年) 増田 賢人(東京大学大学院理学系研究科 物理学専攻 修士課程1年) 須藤 靖(東京大学大学院理学系研究科 物理学専攻 教授) 発表のポイント 太陽系外の複数惑星系における2つの惑星がほぼ同一平面上を公転しており、かつそれが(太陽系の太陽に当たる)中心星の自転軸と直交している初めての観測的証拠を得た 中心星の前を惑星が通過するトランジット現象が2つの惑星に対して同時に起こり、かつその最中に2つの惑星同士もまたを起こすという極めてまれな現象を初めて発見し、2つの惑星の公転面がよく一致していることを示した 数多くの太陽系外の木星型惑星は、まず中心星から遠く離れた場所で誕生し、その後中心星に向かって徐々に落ち込んで来たものと考えられている。複数の惑星の公転軸と中心星の自転軸が揃っているという事実は、その軌道進化モデルに対

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    uruloki 2012/11/16
    "天文学において、太陽系以外の天体に対してこのような具体的な予言ができる例はほぼ存在しない"いろいろと凄い発見だ。
  • 世界で一番高い天文台から見えた銀河の形の起源 - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    発表者 吉井讓(東京大学大学院理学系研究科天文学教育研究センター 教授) 原顕太郎(東京大学大学院理学系研究科天文学教育研究センター 准教授) 舘内謙(東京大学大学院理学系研究科天文学専攻 博士課程1年) 発表のポイント どのような成果を出したのか 世界最高地点(標高5,640m)にある天文台、東京大学アタカマ天文台1m望遠鏡(通称miniTAO:ミニタオ)のアタカマ近赤外線カメラ(ANIR:アニール)を用いて、形成途上にある銀河(爆発的星形成銀河)の観測を行い、その形成過程が明確に2種類に分かれることを発見しました。 新規性(何が新しいのか) 透過力が強いものの、これまでの地上天文台からは観測が不可能だった水素原子の赤外線パッシェンα(Paα)輝線によって、塵に隠された爆発的星形成銀河38天体の大規模観測を行いました。これにより、銀河の形がどのように楕円銀河と渦巻銀河にわかれるか、とい

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    uruloki 2012/08/03
    "現在の宇宙に普遍的に見られる楕円銀河と渦巻銀河という2種類の銀河がその形成段階ですでに2つにわかれていた可能性を示唆"かなり凄い成果。
  • 120億光年のかなたに最遠方の超新星残骸を発見 - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

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    uruloki 2012/07/25
    B像の観測が困難だった理由は何だろう。
  • 隕石の年代測定から液体の水が存在した小惑星の形成時期を決定 - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    発表者 藤谷 渉(東京大学大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻 博士課程学生) 杉浦 直治(東京大学大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻 教授) 発表概要 新たに開発した分析技術を用いて、炭素質コンドライト(注1)という始原的な隕石に含まれる炭酸塩の正確な年代決定に世界で初めて成功した。分析した隕石にはかつて液体の水が存在した証拠があり、隕石の故郷である水を含んだ小惑星は太陽系誕生から約350万年後に形成したことが明らかになった。 発表内容 背景 太陽系には小惑星(注2)と呼ばれる天体が無数に存在する。小惑星イトカワから微粒子を採取して帰還した「はやぶさ(注3)」の活躍はいまだ記憶に新しいところであろう。「はやぶさ」によって、地球に飛来する多くの隕石は小惑星が起源であることが明らかになった。炭素質コンドライトという一部の始原的な隕石は水や有機物といった揮発性の物質を含んでいる。小惑星内の水

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    uruloki 2012/01/20
    "「はやぶさ2」など将来の探査計画によって小惑星から水や有機物を含んだ汚染の少ない試料を持ち帰ることができれば、年代の情報と併せて、生命の起源と進化について重要な知見が得られるかもしれない"アピール重要
  • ミュー粒子の崩壊から素粒子の大統一理論を探る - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    発表者 森 俊則(東京大学素粒子物理国際研究センター 教授) 大谷 航(東京大学素粒子物理国際研究センター 准教授) 三原 智(高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所 准教授) 発表概要 東京大学を中心とする国際研究グループは、世界最高強度のミュー粒子(注1)ビームと新たに開発した優れた素粒子測定器を用いて、標準理論(注2)を超える大統一理論(注3)などの新しい物理が予言する未知のミュー粒子崩壊を世界最高感度で探索することに成功した。 この探索感度をもってしても崩壊現象の発見には至らず、この結果により標準理論を超える新理論に対してこれまでにない厳しい制限を加えることになった。 実験は継続中であり、更に感度を上げて探索を続けていく。 発表内容 研究の背景 これまで標準理論を超える新しい素粒子理論として大統一理論の研究が活発に行われてきた。 たとえば小柴昌俊特別栄誉教授が1980年代にカ

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    uruloki 2011/10/03
    "この結果により超対称大統一理論などの新理論の可能性に関してこれまでにない厳しい制限を加えることになった"このまま見つからなかったとしてもそれ自体が成果。
  • 天の川の中心にあるセファイド変光星を世界で初めて発見 - プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    発表者 松永 典之(東京大学大学院理学系研究科 特任研究員) 小林 尚人(東京大学大学院理学系研究科 准教授) 永山 貴宏(名古屋大学大学院理学研究科 特任助教) 長田 哲也(京都大学大学院理学研究科 教授) 田村 元秀(国立天文台 光赤外研究部 准教授) 西山 正吾(国立天文台 光赤外研究部 研究員) 発表概要 天の川の中心(以下、銀河系中心と呼びます)は、大質量ブラックホールや大量のガス、非常に密集した星の大集団などが混在していて、天文学でもっとも重要な場所の一つです。 私たちは、「セファイド変光星」という天体がその中心領域に存在することを世界で初めて見つけることに成功しました。これは、銀河系中心に対して赤外線、電波、X線などで様々な観測が1960年代以降行われ続けたにもかかわらず見つかっていなかったものです。 さらに、セファイド変光星の周期性から年齢がわかるという特徴を利用し、銀河系

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    uruloki 2011/08/25
    Z研の望遠鏡だ。/天の川の中心では初発見なのか。距離測定に使っているくらいなので、どこにでも見られると思っていた。
  • 2018年 プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    12/17 赤外線天文衛星「あかり」、小惑星に水を発見 12/17 第二の地球を発見するための新しい多色同時撮像カメラMuSCAT2が完成 12/12 結晶質岩(花崗岩)内の割れ目評価のための新知見 12/01 世界最古の水稲栽培文明を滅ぼした急激な寒冷化イベント 11/30 超巨大ブラックホールを取り巻くドーナツ構造の正体を暴く 11/23 メチルは端だが役に立つ? 11/22 高圧下における水素結合の対称化の直接観察に成功 11/09 受精時にホヤ精子が誘引物質を受容する機構を解明 10/29 長すぎるアルコールが生物に作用しない原因を解明 10/25 光を巧みに操ることで新しい分子分光法の開発に成功 10/22 カーボンナノチューブの新展開:水中で働く不斉触媒の高機能化を実現 10/12 潮の満ち引きと気候を繋ぐメカニズムをシミュレーションで解明 10/05 “退屈な10億年”は飢え

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    uruloki 2010/09/29
    星形成の観測は電波帯に長があるか。
  • 2018年 プレスリリース - 東京大学 大学院理学系研究科・理学部

    12/17 赤外線天文衛星「あかり」、小惑星に水を発見 12/17 第二の地球を発見するための新しい多色同時撮像カメラMuSCAT2が完成 12/12 結晶質岩(花崗岩)内の割れ目評価のための新知見 12/01 世界最古の水稲栽培文明を滅ぼした急激な寒冷化イベント 11/30 超巨大ブラックホールを取り巻くドーナツ構造の正体を暴く 11/23 メチルは端だが役に立つ? 11/22 高圧下における水素結合の対称化の直接観察に成功 11/09 受精時にホヤ精子が誘引物質を受容する機構を解明 10/29 長すぎるアルコールが生物に作用しない原因を解明 10/25 光を巧みに操ることで新しい分子分光法の開発に成功 10/22 カーボンナノチューブの新展開:水中で働く不斉触媒の高機能化を実現 10/12 潮の満ち引きと気候を繋ぐメカニズムをシミュレーションで解明 10/05 “退屈な10億年”は飢え

    uruloki
    uruloki 2010/07/27
    実にダイナミック。
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