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ブックマーク / members.jcom.home.ne.jp (4)

  • Miura Toshihiko's page: Book Reviews

    ★戸田山和久『知識の哲学』(産業図書) 『論座』2002年9月号掲載 著者の戸田山和久は一九五八年生まれ。〈危険な年頃〉である。四十歳を過ぎたあたりから、世の哲学者たるもの、なぜか何が何でも「独自なこと」を言いたくなるらしいのである。 地道な勉学と思索の結果、いつかかっこよく壮大に飛躍する野望はかなえられそうにない、と悟る時期がくる。そこで少なからぬ哲学者が〈逃げ〉に走る。最も厳密な論証を旨とし、科学者気質の頭脳派がひしめいているはずの「分析哲学」でも事情は変わらない。日の分析哲学者の多くは、パズル解きに類した現場作業は不惑過ぎたら卒業とばかり、もっと深遠な独創的見解を体系化せねばとの強迫観念に囚われているかのようだ。 実際、ここ二、三年に刊行された分析哲学書には、「落差の反復」とか「因果的超越の果てしない後退」とか「反転の織り合わせ」とか、客観的な議論のやりようのない比喩を多用

  • Ruby用拡張ライブラリをCで作る

    Ruby用拡張ライブラリをCで作る Rubyは、C(あるいはC++)で書いたコードを動的(あるいは静的)にリンクして利用する事ができる。うまく使えば、Rubyで書くより高速な動作が期待できる。 たとえば、GUIライブラリである「Ruby/GTK」は、描画部分にCで書かれたライブラリを利用する事で、実用的な画面描画速度を確保している。 その、Ruby用拡張ライブラリをCで書く方法である。 ■ 拡張ライブラリ作成の流れ Rubyはオブジェクト指向言語である。オブジェクト指向言語におけるプログラムとは、基的にクラス定義である(と、少なくとも私は思っている)。そこで、ここではクラス定義に話を絞る。 メソッドの実体となる関数を定義する Init関数を作る rb_define_classで、新しいクラスを作る rb_define_methodで、クラスに1で作成したメソッドを追加する Makefil

  • 掲示板過去ログ索引 - 三浦俊彦のページ

    2009年(平成21年)  1月〜6月  7月〜12月 2008年(平成20年)  1月〜6月  7月〜12月 2007年(平成19年)  1月〜6月  7月〜12月 2006年(平成18年)  1月〜3月  4月〜6月  7月〜8月  10月〜12月 2005年(平成17年)1月1日〜12月26日 2004年(平成16年)1月1日〜12月27日 2003年(平成15年)1月1日〜12月29日 2002年(平成14年)12月末まで

  • Miura Toshihiko's page: Column 言葉と可能世界 (三四郎の母型の祖母の血液型は何型?)

    ★(インタビュー)「言葉は可能世界を創るか?」 『文藝(文芸賞特別号)』1993年(河出書房新社)pp.248-254. −三浦さんはこれまでとくに言葉に対し自覚的であるようにみえる小説をいくつか発表されてきましたが、また「虚構と可能世界の関係」について学会誌に論文を書いておられるように、「可能世界」の研究者としてもご活躍なさっています。今回はその接点についてお話をうかがいたく、ちょっとむずかしい問いを用意したのですが、いかがでしょうか。 ひと目、この「言葉は可能世界を創るか?」という問いかけには、二つのいくぶんトリッキーな前提が絡み合っているように思いました。ひとつは、可能世界であれ何であれ、言葉(もしくは小説)は何かを創るのだ、という前提。もうひとつは、創るのであれ何であれ、言葉(もしくは小説)は可能世界と関わりを持つはずだ、という前提。第一の前提に立った問いは、はっきり述べ直せば

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