【ニューヨーク=春日芳晃】国連の潘基文(パンギムン)事務総長は26日、フランスが軍事介入したアフリカ西部マリの北部地域について、情勢を分析した報告書を安全保障理事会に提出した。報告書は、(1)治安回復のために周辺諸国が派遣した部隊の支援強化(2)国連平和維持活動(PKO)部隊の派遣――という二つの選択肢を提案。安保理は早ければ4月にも対応を決める見通しだ。 マリには仏軍のほか、チャドやナイジェリアなど周辺諸国でつくるアフリカ国際マリ支援部隊(AFISMA)が派兵している。 報告書は第1の選択肢として、国連加盟国がAFISMAの資金を負担して治安維持や武装勢力掃討を任せる一方、国連は対立民族の和解や選挙実施の支援に注力すべきだと提案した。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービス