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ブックマーク / kentapb.blog27.fc2.com (3)

  • たとえ、もったいなくみえても。薬作り職人のブログ

    こんな記事を見かけました。 インフル薬1800万人分処分へ 300億円分期限切れ (朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース 新型インフルエンザに備え、国と都道府県が備蓄している抗インフルエンザ薬のうち、約1800万人分が今夏以降、廃棄を迫られる。使用期限の7年を迎えるため。300億円超分に相当し「もったいない」との声が出ている。国はより効率的な備蓄方法を検討する方針だが、妙案は見つかっていない。 ここでいう「備蓄している抗インフルエンザ薬」というのは、いつ起るかわからない大流行に備えての「保険」のような意味合いを持つ薬です。だから、使わずに使用期限が来たとしても、いわば「掛け捨ての保険を使わずに済んだ」ということで、それはそれで必要な経費なのだと思います。「もったいない」という見方があるとすれば、それはちょっと違うかな、とおもいます。 薬の成分は、温度や湿気、光によって、分解したり変

    usausa1975
    usausa1975 2013/07/02
    「もったいない」って、感覚的なことば。個人ならともかく、社会としての意思決定にあまり「もったいない感覚」を取り入れるべきではないと思う。
  • 簡易論文って言葉。薬作り職人のブログ

    「人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った世界初の臨床治療」に関する報道が、世間を賑わせています。 虚偽の研究成果を発表したとされる森口氏のこれまでの研究成果についても、さまざまな疑念が報道されています。ただ、そういう報道の中には、ちょっと研究現場のことが理解されてない部分があったりするのかな、という点もあったりします。 森口氏の「研究成果」多くが簡易論文 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) 新聞など各紙が、米肝臓病学会誌「ヘパトロジー」や英医学誌「ランセット」などに掲載されるとして取り上げた森口氏の「研究成果」は、その多くが正規の論文ではなく、情報交換を目的とする簡易論文だった。 森口氏は、色々な学術雑誌の「Correspondence欄」への投稿を行なっていました。この投稿内容は、たしかに科学論文文献データベース(Pubmed)などに登録されています。ただ、これらのC

    usausa1975
    usausa1975 2012/10/16
    最近よくTL上で見かける「簡易論文」の解説
  • 細胞の外から中にどうやって情報が伝わるかー2012年度ノーベル化学賞薬作り職人のブログ

    日、2012年度ノーベル化学賞の受賞者が発表されました。受賞したのは、米デューク大学のロバート・レフコウィッツ教授と、米スタンフォード大のブライアン・コビルカ教授の二人です。 受賞内容は「Gタンパク質共役型受容体の研究」。「Gタンパク質共役型受容体の研究」の研究を通じて、細胞外から細胞内への情報伝達がどのように行われるかを解明した功績が評価されての受賞です。 体の中の細胞は、ホルモン、神経伝達物質などの様々な物質によって機能調節を受けます。これは、細胞の外からの命令が細胞内に伝わった結果、細胞機能に関わる仕組みのスイッチが入る(もしくは切れる)ことを意味します。レフコウィッツ教授とコビルカ教授は、このスイッチの構成要素であるGタンパク質共役型受容体の正体を突き詰め、どのようにしてスイッチの切替が行われているのかを解明したのです。 彼らが注目したのは、アドレナリンという生体内ホルモンでした

    usausa1975
    usausa1975 2012/10/11
    「こういう機構があるはず」という概念から、そのモノを実際に見つけてはっきり示した仕事。GPCRは創薬の大変重要なターゲットなので、社会への貢献も大きい。
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