竹田陽子先生の絶賛していた『哲学する民主主義―伝統と改革の市民的構造 (叢書「世界認識の最前線」)』を探して紀伊国屋をウロウロしていたら,リップマンの本がいまさら翻訳されているのをみつけて手に取った.彼の『輿論』*1は予備校時代に読んで感銘を受けたとはいえ,かれこれ80年近く前の論考だし,それほど期待してはいなかったのだが,読んで身震いした.80年前に書かれた政治評論が今なお新鮮に読めるって,すごいことだよね.というか『輿論』も『幻の公衆』も,彼の30代前半の仕事だったということに焦りを感じたりするのだが. 幻の公衆 作者: ウォルターリップマン,Walter Lippmann,河崎吉紀出版社/メーカー: 柏書房発売日: 2007/06/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (28件) を見るリップマンが本書で書いていることは要するに大衆の総意などどこに
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