バラク・オバマ氏が大統領になることがほぼ決まりかけてきたことによって、かえって戦争の危機が一段と切迫してきた。 オバマ氏は、大統領候補として名の挙がっている人々の中で、唯一、中東でのアメリカの方針の大転換を決断しうる人物である。マス・コミを買収したイスラエル・ロビーが底力を見せて巻き返すか、ブッシュ一味がまたまた無謀な対イラン戦争に打って出る事がないかぎり、オバマ氏が大統領になるに違いない。 もしそうなったら、いよいよイスラエルの終焉は近づくであろう。 いずれイスラエルが、この地上から消えるなどという私の予想は、まったく非現実だと言う人も多いかもしれない。しかし、建国のはじめから嘘と暴力にまみれ、その存在そのものにおいて一貫して正義に反するような国が、半世紀以上にわたって存続すること自体、とても有りそうもないことではないか?我々は既にソ連の崩壊を経験した。私は60年代から、ソ連の崩壊は不可