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伊福部昭に関するushiwatatのブックマーク (7)

  • プロコフィエフ

    ・ここでは、伊福部先生が、藝術新潮1952年7月号に掲載の「現代人のための音楽」シリーズ第7回として寄せた文書を新潮社様の諒解を得た上で全文掲載致します。 ・同シリーズはその後、1953年に新潮社一時間文庫の一冊として単行(11月20日発行)となり、文も所収されております。 ・「現代人のための音楽」は、バッハの音楽(青山二郎)、モオリス・ラヴェル(深井史郎)、私のベートーヴェン(田中耕太郎)、ストラヴィンスキイ(芥川也寸志)、ドビュッスイ(河上徹太郎)、ベーラ・バルトーク(吉田秀和)、プロコフィエフ(伊福部昭)、ガーシュイン(服部良一)、セザール・フランク(平尾貴四男)、ガブリエル・フォオレ(斎藤磯雄)、ダリウス・ミロー(牧定忠)、祈りの音楽(辻荘一)、ジュアン・シベリウス(渡辺暁雄)、ショスタコヴィッチ(戸田邦雄)、シェーンベルク(柴田南雄)、と当時の錚々たる方々がそれぞれ独自の作家

  • 新交響楽団ホームページ: 伊福部 昭:シンフォニア・タプカーラ

    今から36年前、新響が日の「改訂版」を初演したプログラム冊子に、当時65歳であった作曲家自身が次のような言葉を寄せている。 作者は、アイヌ語でシャアンルルーと呼ぶ高原の一寒村に少年期を過しました。そこには、未だ多くのアイヌの人達が住んでいて、古い行事や古謡が傳〔伝〕承されていました。 タプカーラとは、彼等の言葉で『立って踊る』と云うような意をもち、興がのると、喜びは勿論、悲しい時でも、その心情の赴くまま、即興の詩を歌い延々と踊るのでした。 それは、今なお、感動を押え得ぬ思い出なのです。 その彼等への共感と、ノスタルヂアがこの作品の動機となっています。(以下略) この一文はその後に頒布されたCDの解説や書籍など各所に引用されているので、どこかで目にした方が多いかもしれないが、作者が少年期を過ごした「シャアンルルー」という地名らしきものが何を意味するか気になっていた。ネットを探せば「十勝平野

  • シンフォニア・タプカーラ曲目解説

    第145回演奏会(94年10月)プログラムより 伊福部 昭:シンフォニア・タプカーラ(1979年改訂版) 上原 誠(打楽器) “シンフォニア・タプカーラ”あるいは“タプカーラ交響曲”は伊福部昭の作曲活動の集大成である、と私は考えている。その理由として、まずこの曲が三浦洋史(現・評論家)に捧げられていることに注目したい。1926年、札幌二中に入学した伊福部が出会った同級生・三浦は、その頃既に抜きん出た音楽通だった。サティー、ドビュッシーといった当時の日では名前すら知られていなかった音楽を次々に紹介し、西洋青楽に目覚めたばかりの伊福部に“超”カルチャー・ショックを与えただけではなく、「音楽をやる以上は作曲以外は無意味」と説いた。伊福部が後に語っている「私を作曲という地獄界に陥れたメフィストフェレス」、すなわち作曲家・伊福部昭にとってかけがえのない人に宛ててこの曲は捧げられている。 [伊福部に

    ushiwatat
    ushiwatat 2017/07/18
    |この曲はタプカーラという民族性を通して大地礼讃という共通の人間性を高らかに歌いあげたもの、すなわち伊福部の信念そのものの表れである|
  • 日本作曲界の巨星・早坂文雄の悲痛なピアノ協奏曲を聴け!(その2) - 佐藤景一の「もてない音楽」

    その1よりつづき 香港のナクソスNaxosレーベルが出している、 なんと一枚1000円という日人作曲家の 作品集、「日作曲家選輯(せんしゅう)」は、 一枚ごとに大きな話題を集めています。 今回はその最新盤のお話をしています。 黒澤明「七人の侍」の音楽を手がけた 巨匠・早坂文雄(はやさか・ふみお1914〜1955) の芸術音楽(純音楽)作品についてです。 興味のある方は、その1からお読みください。 →id:putchess:20051214 今回紹介しているCD 【タイトル】 日作曲家選輯Japanese Classics 早坂文雄Hayasaka Humiwo (香港・ナクソスNaxos 2005) 【曲目】 1.ピアノ協奏曲(1948) 2.左方の舞と右方の舞(1941) 3.序曲ニ調(1939) 【ミュージシャン】 ピアノ独奏:岡田博美(おかだ・ひろみ) 指揮:ドミトリ・ヤブロン

    日本作曲界の巨星・早坂文雄の悲痛なピアノ協奏曲を聴け!(その2) - 佐藤景一の「もてない音楽」
  • 伊福部昭の豪快な処女作を聴く!(後編) - 佐藤景一の「もてない音楽」

    「ピアノ組曲」(1933)について (前編から続き) 一般には「ゴジラ」の作曲家として知られる 伊福部昭19歳の処女作、「ピアノ組曲」のお話しをしています。 興味のある方は、まず前編をお読みになってください。 (前編はこちら→id:putchees:20050611) 開拓期の北海道での幼少期 伊福部昭は、北海道は釧路に生まれ、 音更(おとふけ)という村*1で育ちます。 生年は1914年ですから、大正のはじめのころです。 東北地方からの開拓民が多くいた土地で、 彼は幼少の頃から東北各地の民謡などに親しみます。 そして音更には、アイヌのコタン(村)がありました。 伊福部少年はほかの和人の少年たちと違って、 アイヌの子供たちと分け隔てなく遊ぶのですが、 そのとき「民族が違うと、美観などの感性が決定的に異なる」 ということを肌で知ります。 たとえば、音楽の感性の違いです。 音を組織化する意識が、

    伊福部昭の豪快な処女作を聴く!(後編) - 佐藤景一の「もてない音楽」
  • ゴジラのテーマのルーツを探る - 松浦晋也のL/D

    宇宙開発とビジネスと民主主義(moderntimes) 宇宙開発と社会との関係を分析。 松浦晋也と鹿野 司の“読書ノート”(裳華房) 裳華房メールマガジンでの書評連載。 日経クロステック著者検索 松浦晋也 日経BPの媒体に書いた2003年以降に書いた技術的記事が読めます。全部ではありません。一部は同社のウェブ媒体リニューアルで消えたままになっています。 日経ビジネス電子版・著者ページ 2015年以降に日経ビジネス電子版に書いた記事は、ここから読むことができます。 介護生活敗戦記 2017年に連載した、認知症を発症した母80歳を自宅介護した記録です。現在連載は、NPO法人「となりのかいご」代表の川内潤さんが受け継いでいます。ここから著書「母さん、ごめん。」が生まれました。 松浦晋也の「モビリティビジョン」 2008年から2011年にかけて「Wireless Wire」で行った乗り物に関する連

    ゴジラのテーマのルーツを探る - 松浦晋也のL/D
  • あまちゃんとゴジラ、作曲家を取り巻く環境の変化について - 夜の庭から

    2014-02-11 あまちゃんとゴジラ、作曲家を取り巻く環境の変化について Music 世の中ごと 夜の庭からコンバンワ。前エントリーが助長になり、別記事で余談を投入するミィア(ΦωΦ)です。 ブックマークのコメント欄がやや炎上気味だった記事の話題を。 偽ベートーベン事件の論評は間違いだらけ あまりに気の毒な当代一流の音楽家・新垣隆氏:JBpress(日ビジネスプレス)  この記事は作曲家である伊東乾氏が、新垣氏を取り巻く報道に異議を唱えて作曲家としての音をざっくばらんに語ったものです。かつて音楽を学んでいた私には頷く点が多くありました。ところが「あまちゃん」の作曲者・大友氏への配慮に欠けると言う理由から一部で感情的な反発を招いています。 世間で流通する商用の音楽は、既存の書法の使いまわしでできています。その方が耳に親しみやすいし、ヒットもする。例えば連続ドラマ「あまちゃん」の音楽

    あまちゃんとゴジラ、作曲家を取り巻く環境の変化について - 夜の庭から
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