安倍総理が参院選後の消費税アップの可能性に言及して自爆だかなんだかというスポーツ紙の見出しを通り掛かりにちらりと見て、まあ現状において税率を上げたり上げなかったりすることの功罪というのは私にはよくわからないが、しかしこう、「税金上がります」と聞くととにかく怒り出してしまう人を支持者としてかき集めるというのは本当に大丈夫なのか、民主党とか。 金を出すのが嫌いな人には、しかしモノゴトには適切な価格というのがあるよねえと思っている人ととにかく出る金は少なければ少ない方がいいと思っている人の二種類がおり、前者が倹約家で後者が吝嗇家である。ポイントは吝嗇家がご商売に成功することはなく、吝嗇家を当て込んだご商売が栄えたためしもないという点にあろうかと思う。もちろん選挙権というのは富裕層だろうが貧困層だろうが倹約家だろうが吝嗇家だろうが一人一つずつしかないという非常に特殊な布置状況の財であり、政権を獲得