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書籍と人間とはに関するushiwatatのブックマーク (4)

  • 「きけわだつみのこえ」から聞こえてくる声 - G★RDIAS

    きけ わだつみのこえ―日戦没学生の手記 (岩波文庫) 作者: 日戦没学生記念会出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1995/12/18メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 43回この商品を含むブログ (55件) を見る 『新版・きけわだつみのこえ』は、95年に新しくテキストクリティークを施した新版である。不備の多かった戦後すぐの版に比べて、ずいぶんと原典に近づいているのだろう。学徒出陣で戦地に強制招集され、特攻隊などで死んでいった大学生たちの手記は壮絶だ。これを超える文学作品は多くない。 長谷川信の手記 歩兵の将校で長らく中支の作戦に転戦した方の話を聞く。 女の兵隊や、捕虜の殺し方、それはむごいとか残忍とかそんな言葉じゃ言い表わせないほどのものだ。 俺は航空隊に転科したことに、一つのほっとした安堵を感じる。つまるところは同じかもしれないが、直接に手をかけてそれを行なわなくてもよい

    「きけわだつみのこえ」から聞こえてくる声 - G★RDIAS
    ushiwatat
    ushiwatat 2007/04/29
    検閲になった部分はどうなったのだろう。>テキストクリティーク
  • 石川啄木と子どもの死、底知れぬ謎 - G★RDIAS

    一握の砂・悲しき玩具―石川啄木歌集 (新潮文庫) 作者: 石川啄木,金田一京助出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1952/05/19メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 47回この商品を含むブログ (51件) を見る 石川啄木のデビュー作『一握の砂』は、著者による次のような文章から始まっている。 ・・・また一をとりて亡児真一に手向く。この集の稿を書肆(しょし)の手に渡したるは汝の生まれたる朝なりき。この集の稿料は汝の薬餌(やくじ)となりたり。而(しこう)してこの集の見刷を予の閲(けみ)したるは汝の火葬の夜なりき。 この文章は、何を意味しているのだろうか。 『一握の砂』は、有名な次の歌から始まる。 東海の小島の磯の白砂に われ泣きぬれて 蟹とたわむる そのあと、数々の名歌が並んで、最後は次の歌で終わるはずだった。 わが友は 今日も母なき子を負いて かの城址にさまよへるかな 啄木は

    石川啄木と子どもの死、底知れぬ謎 - G★RDIAS
  • ハンナ・アレント「道徳哲学のいくつかの問題」 - G★RDIAS

    遺稿集所収の論文。 責任と判断 作者: ハンナアレント,ジェロームコーン,Hannah Arendt,Jerome Kohn,中山元出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/02/01メディア: 単行 クリック: 37回この商品を含むブログ (17件) を見る ニーチェはみずからモラリストと名乗っていました。そして実際にモラリストだったのは間違いありません。しかし倫理に関するかぎり、生命を最高善とすることには問題があります。キリスト教的であるかどうかを問わず、すべての倫理は、死すべき人間にとっては、生命が最高善ではないことを前提とするものだったからです。そして人間の生においては、個別の生命体の存続と繁殖よりも重要なものがつねに存在するのです。 何が重要とされるかには、時代ごとに大きな違いがありました。ソクラテス以前の古代ギリシアで重要だったのは、偉大さと名誉でした。ローマで〈徳〉と

    ハンナ・アレント「道徳哲学のいくつかの問題」 - G★RDIAS
    ushiwatat
    ushiwatat 2007/04/05
    アーレント「道徳哲学のいくつかの問題」(『責任と判断』)への応答。|「生命は最高善か」という問いは、真摯なように見えて実は八方ふさがりの「行き止まりの問い、思考停止に陥れる問い」ではないのか|
  • ビル・マッキベン『人間の終焉』河出書房新社 - kanjinaiのブログ

    人間の終焉 作者: ビル・マッキベン,山下篤子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/08/23メディア: 単行購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (12件) を見る 2005年10月16日新潟日報ほか(共同通信)掲載 評者:森岡正博 (http://www.lifestudies.org/jp/) いま生命倫理の最先端では、驚くべきことが議論されている。遺伝子操作やクローンなどの技術を使って、生まれてくる赤ちゃんを親の思い通りに改造してもいいかどうかがホットな話題になっているのだ。 たとえば、IQ(知能指数)を高くする遺伝子が分かったら、赤ちゃんが受精卵のときにその遺伝子を注入しておけば、頭のいい赤ちゃんが生まれてくるようになるかもしれない。美しい顔やスタイルをもった赤ちゃんを遺伝子操作で作れるようになったら、その誘惑に勝てる親は、どのくらいいるのだろうか

    ビル・マッキベン『人間の終焉』河出書房新社 - kanjinaiのブログ
    ushiwatat
    ushiwatat 2007/04/03
    「美しい顔やスタイルをもった赤ちゃんを遺伝子操作で作れるようになったら、その誘惑に勝てる親は、どのくらいいるのだろうか」
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