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きけ わだつみのこえ―日本戦没学生の手記 (岩波文庫) 作者: 日本戦没学生記念会出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1995/12/18メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 43回この商品を含むブログ (55件) を見る 『新版・きけわだつみのこえ』は、95年に新しくテキストクリティークを施した新版である。不備の多かった戦後すぐの版に比べて、ずいぶんと原典に近づいているのだろう。学徒出陣で戦地に強制招集され、特攻隊などで死んでいった大学生たちの手記は壮絶だ。これを超える文学作品は多くない。 長谷川信の手記 歩兵の将校で長らく中支の作戦に転戦した方の話を聞く。 女の兵隊や、捕虜の殺し方、それはむごいとか残忍とかそんな言葉じゃ言い表わせないほどのものだ。 俺は航空隊に転科したことに、一つのほっとした安堵を感じる。つまるところは同じかもしれないが、直接に手をかけてそれを行なわなくてもよい
『ムッソリーニ―ファシズム序説』 木村裕主 アマゾンで「ムッソリーニ」を検索すると、一番ヒットするのがこの木村裕主さんの著書。先日紹介したロマノ・ヴルピッタさんの『ムッソリーニ―一イタリア人の物語』が「人間ムッソリーニ」に焦点を当てていたのに対し、政治的行動を中心に当時のヨーロッパ情勢解説を交えた、直球ド真ん中の「入門書」です。 です。 面白いのは、『ムッソリーニ―一イタリア人の物語』と合わせて読むと、同じ「歴史的事実」が恐ろしく別物に見えてくることです。ヴルピッタさんの本とは対照的に批判的なスタンスから語られてるのですが(むしろそれが普通)、もう笑えるくらい正反対の評価です。「歴史的事実」なるもの(ひいては「事実」なるもの)がいかにフィクショナルで政治的な存在なのかが、戯画的なまでに鮮明になります。 「読み物」としては断然『ムッソリーニ―一イタリア人の物語』をプッシュしますが(わたしたち
『ムッソリーニ―一イタリア人の物語』 ロマノ・ヴルピッタ 外山恒一さん(※1)もファシズムは誤解されているで書かれていますが、「ファシズム」という語のイメージは第二次大戦戦勝国による誘導で大きく歪められています。ほとんどの場合、「ファシズム」と言えば単に「悪い」ということで、多くの人が蔑称としてしか用いません。 かなりの期間、連合国側がファシストに対し融和的な政策を取ってきたこと、ファシズムが大衆的支持を得ていたこと、多くの非道と共にいくつかの素晴らしい政治目標を達成していること、これらは高校の教科書でも取り上げられることです。単に頭のおかしい独裁者が好き放題やっただけなら、ムッソリーニが二十年にもわたり政権を維持できたわけがありません。 とはいえ、具体的なムッソリーニの思想や政策となると、恥ずかしながらまるで無知です。。 知悉し尽さなければ批判も許されない、とは思いませんが、ある程度の基
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