重松清さんとお話する。 宝島社の田畑博文さん、西山千香子さん がお目付役。 「茂木さんが、この前、ブログで、 ボクが原稿書き専用のハイヤー を手配していると書いたでしょう。」 「はあ。」 「あれで、困っちゃったんですよ。さる 大物作家に会った時に、シゲマツ君は 最近そうなんだってねえ、と言われて。」 「ははは。どなたですか?」 「それは言えませんよ。」 「それにしても、当時は月産600枚 でしたが、最近はどうですか?」 「最近は、800枚ですよ。」 「800枚。うわあ。」 「何でもないですよ。」 「しかし、書かない日もあるとして、 30枚くらい書く日がかなりないと、 達成できませんね。」 「30枚くらいだったら、何てこと はないですよ。ちょちょいのちょい」 「ひええ。」 あな恐ろしや。 重松さんは、あのパワフルな身体から、 がしがしがしと猛スピードで完成原稿を生み出すのであろう。 今までの