白川方明日銀総裁の来年4月の任期切れに伴い、これから後継選びが本格化する見通しだが、積極的な金融緩和によってデフレ克服を目指すいわゆるリフレ派が就任する可能性が強まってきた。日本がデフレをなかなか克服できないことが背景にある。 Bloomberg 緩和に柔軟であることが次期総裁の条件か 積極的な金融緩和によってデフレ克服を目指すいわゆるリフレ派を政府が選好する方向性がはっきりしてきたのは、緩和に消極的とされるBNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミストを起用する同意人事案が今年4月に国会で否決されたためだ。 空席だった2審議委員ポストには24日、野村証券金融経済研究所チーフエコノミストの木内登英氏、モルガンスタンレーMUFG証券チーフエコノミストの佐藤健裕両氏が就任。同日の記者会見で、両氏ともデフレ脱却のためには金融政策で為替や期待インフレ率に働きかけるのが有効との見解を示し、金融緩和の