更新情報 Go back to Intermezzo ヴェルディの聴いたラ音 Tomoyuki Sawado (Sonetto Classics) 現在の国際基準ピッチはA=440Hzである。しかし、このピッチが設定されるまで、紆余曲折があった。 17~19世紀の基準ピッチ 過 去のピッチを知る手っ取り早い方法は、当時の音叉を調べることである。これによれば、17世紀の段階ではA=370-560Hzという幅広いものだった が、少しずつA=420Hzに近づいて行った。例えばヘンデルの音叉はA=422.5Hzだった。ベートーヴェンが亡くなった時、ピッチはA= 433Hzまで上がっていたが、いわゆる基準ピッチというものは19世紀にはまだ設定されていなかった(1)。スタインウェイ社でさえ435Hzから 460Hzまでに至る幅広いピッチを使っていた(2)。 ただ、A=440Hzという基準が提唱されたこ
ベルディ(ジュゼッペ・ヴェルディ, Giuseppe Verdi)の「レクイエム」を演奏した機会に、その曲の構成と歌詞について調べたことをまとめたものです。 曲の概要 各曲の詳細 補足(オペラ的、オラトリオ、lyric prototype、hypermeter、メトロノーム指定、オテロの旋律、コントラバスの記譜など) 参考文献、楽譜(David Rosen、John Roeder、森田陽子らの研究や批判校訂版) 曲の概要 曲名 レクイエム・ミサ、マンゾーニの命日を記念するための Messa da Requiem per l'anniversario della morte di Manzoni 作曲時期 1873/74 (1868/69:ロッシーニ追悼レクイエムのLibera me) (1875:Liber scriptusの改訂) 初演 1874-05-22@ミラノ、サン・マルコ教会 楽
ヴェルディ 「レクイエム」 名盤 トスカニーニ、サバタ、カラヤン、ジュリーニ、アバド、そしてムーティ他 初演が行われたミラノのサン・マルコ寺院 ヴェルディは、彼が敬愛したイタリアの詩人であり作家であるアレッサンドリ・マンゾーニの一周忌のために「レクイエム」を作曲しました。数多く作曲されたオペラと並んで有名な、ヴェルディの「レクイエム」です。 マンゾーニの一周忌は1874年にミラノのサン・マルコ寺院で行なわれましたが、その時に指揮をしたのはヴェルディ自身で、オーケストラはミラノ・スカラ座のメンバーを中心とする100名、コーラスが120名、4人のソリストは当時の一流を揃えたそうです。その三日後には会場をスカラ座に移して数回のコンサートが開かれました。 何しろ、この「レクイエム」は、円熟期の大傑作オペラ「アイーダ」の更に3年後の作品でもあり、それまで前例の無いほどにドラマティックだったことから、
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